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歯並びの症状別

叢生(ガタガタ・デコボコ)の一番良い治療法は何?矯正医が解説

歯並びがガタガタで、思いっきり笑えない
そんなお悩みを抱えて、当院には多くの患者さんがご相談にいらっしゃいます。

いわゆる“八重歯”や“歯のデコボコ”と呼ばれるこの状態、専門的には「叢生(そうせい)」といいます。

実はこの叢生、日本人の噛み合わせ異常(不正咬合)のうち全体の約44.3%*を占めるとも言われています。
最も多い歯並びのトラブルなのです。※出典:厚生労働省「平成23年歯科疾患実態調査」

矯正治療の現場にいると、
歯が重なってて歯磨きしにくいです
口元のガタガタが気になって写真撮られたくないんです
といった声を耳にすることも少なくありません。

叢生は健康面や精神面にもじわじわと悪影響を与えうる症状です。

この記事では、そんな叢生の原因や治療法、期間や費用の目安、そして実際の症例も交えながら、わかりやすくお伝えしていきます。

「叢生(そうせい)」とは? 原因や放置リスクを矯正医の視点でやさしく解説

叢生なる主な原因は、「顎(あご)のスペース不足」です。

歯がきれいに並ぶためのスペースが足りないのです。

諸説あるのですが、実はこの背景には、食生活の変化があると言われています。

現代は柔らかい食べ物が増えたことで、子どもの頃に顎が十分に発達せず、小さく育ってしまう人が増えてきたと言われています。
例えば縄文時代の人の顎の大きさと比べると明らかに小さくなってきているのです。

その一方で、歯の大きさは親からの遺伝などもあり、昔とあまり変わっていません。
それどころか現代人の歯の大きさは大きくなっているというデータもあるくらいです。

小さな顎に、大きめの歯」が無理やり並ぼうとした結果、歯が重なり合ってガタガタになってしまうのです。

「少しガタガタしてるけど、まぁいいか」と見過ごされがちな叢生ですが、実は放置することで将来的に大きなリスクにつながることがあります。

叢生(ガタガタの歯並び)を放置する2つの大きなリスク

ここでは特に注意すべき、2つの視点をお伝えします。

①むし歯・歯周病リスクが一気に高まる

ガタガタの歯並びは、どうしても歯ブラシが届きにくい場所ができてしまいます。
どんなに丁寧に磨いていても、磨き残しが多くなり、食べカスや歯垢(プラーク)が溜まりやすくなります。

これが口臭の原因になりえます。

また、虫歯・歯肉炎・歯周病など、さまざまなトラブルのリスクがアップ。
歯周病が進行すれば、歯を支える骨が溶けてしまい、将来歯を失ってしまうこともあります。

②噛めない・話しづらい・笑えない…体と心にもじわじわ影響

叢生をそのままにしていると、噛み合わせのバランスが崩れます。

上下キレイな歯ならび同士が噛むことで、しっかりと噛めます。
ガタガタの歯ならび同士が噛んできても、しっかりと噛むことはないのです。

しっかり噛めないと、食べ物をうまく咀嚼できず、胃腸に負担がかかったり、栄養の吸収にも影響が出たりすることがあります。
また、噛み合わせのズレが原因で、顎関節症(顎がカクカク鳴る・口が開けづらい)を引き起こすことも。

さらに、顎まわりの筋肉が緊張し、頭痛や肩こりの原因になるケースもあります。

叢生の放置リスクは想像以上に大きなものです。
加齢変化もあって、必ず叢生の程度は悪化するとも言われています。

ただし、朗報もあって現代の矯正治療の進歩によって、ほとんどの叢生(歯のガタガタ)は、矯正治療が可能です。

【現状把握】あなたの叢生はどのレベル? 治療の必要性と難易度について

「叢生」と一言でいっても、その程度や背景はさまざまで、治療計画の立て方も変わってきます。

ここでは、まず叢生のレベルを3段階に分けてご紹介しながら、その治療の難易度を決める以下の4つの視点について、わかりやすく解説していきます。

・重なりの度合い
・併発している問題
・骨格の状態
・抜歯の必要性


ご自身の歯並びがどこに当てはまりそうか、イメージしながら読んでみてください。

▶︎ レベル1|軽度の叢生(治療の難易度:★☆☆)

① 重なりの度合い: 小さい
② 他の問題の併発: ほとんどない
③ 骨格の問題: なし
④ 抜歯の必要性: ほぼ不要

前歯が少しねじれていたり、ほんのわずかに重なっている状態です。

見た目にもあまり目立たず、「気にならない」とおっしゃる方もいらっしゃいます。

このレベルであれば、マウスピース矯正だけで治療可能なケースが多く、抜歯も不要なことがほとんど。
治療計画も比較的シンプルで、スムーズに進められることが多いです。

▶︎ レベル2|中等度の叢生(治療の難易度:★★☆)

① 重なりの度合い: 中程度
② 他の問題の併発: ケースによってはあり
③ 骨格の問題: 軽度であれば対応可能
④ 抜歯の必要性: 症例により検討

複数の歯がはっきりと重なり、「八重歯が目立つ」「歯磨きがしづらい」といった悩みを感じる方が多いレベルです。

この場合、歯をきれいに並べるには、ある程度のスペースの確保が必要になります。

また、出っ歯など他の不正咬合を伴っている場合は、その改善もあわせて計画を立てる必要があります。
マウスピース矯正で対応できることも多いですが、より精密な力のコントロールが必要な場合は、ワイヤー矯正の方が向いていることもあります。

▶︎ レベル3|重度の叢生(治療の難易度:★★★)

① 重なりの度合い: 大きい
② 他の問題の併発: 併発していることが多い
③ 骨格の問題: あるとさらに難易度が上がる
④ 抜歯の必要性: 多くの場合で必要

歯が歯列から外れていたり、内側や外側に大きくズレている…

このような重度の叢生では、歯を並べるスペースが極端に足りないため、抜歯を伴う治療が必要になることが多いです。

出っ歯や受け口など他の咬み合わせの問題を併発していたり、骨格的に歯ならびが狭かったりする「骨格性」のケースではガタガタを整えるだけでなく噛み合わせや骨格バランスまで総合的に改善する必要があります。
治療計画はより高度なものとなります。

こうした場合は、マウスピース矯正で意外と対処できることもありますが、ワイヤー矯正をベースに補助的なメカニズムを使った精密な力のコントロールが必要になることもあります。

たとえば、アンカースクリュー(歯ぐきに埋め込む小さなネジ)*や急速拡大装置(MSE)*などです。

アンカースクリュー

アンカースクリューとは歯ぐきに一時的に埋め込む、小さなチタン製のネジです。

これを“固定源”として活用することで、前歯と奥歯を別々にコントロールしながら、外科手術をせずに見た目と噛み合わせのバランスを整える治療設計が可能になります。

急速拡大装置(MSE)

急速拡大装置(MSE)とは上あごの骨を左右に広げるための固定式装置で、特に骨格的な狭さを伴う症例に用いられます。

歯並びを立体的にとらえることが重要となります

叢生の治療において「どの装置が合うか?」を判断するには、単に歯の重なりだけでなく、他の噛み合わせの問題や骨格、抜歯の要否までを見極めることが重要となります。

言うなれば立体パズルを解くように、ひとつひとつの要素を組み合わせて、最適なゴールを設計する。
これが矯正治療の本質です。

以降では具体的に症例を交えて、どんな診断のもとに、どの装置を使って治療を進めていったのか矯正医の視点で解説していきます。

【矯正医の視点】叢生治療はマウスピース矯正でする?ワイヤー矯正でする?治療装置の使い分けを症例を交えて解説

叢生治療の主な選択肢は、昔ながらの「ワイヤー矯正」と、近年急速に普及している「マウスピース矯正(インビザラインなど)」の2つです。

当院では、患者様のお口の状態やライフスタイル、ご希望を総合的に判断し、最適な治療法をご提案しています。
そこには明確な「使い分けの基準」があります。

基本的な違いをおさらい

まずは、2つの装置の基本的な違いを簡単に見てみましょう。

マウスピース矯正(インビザラインワイヤー矯正
見た目透明なマウスピースなので、装着していてもほとんど目立たない歯の表面にブラケットとワイヤーを装着するため、目立ちやすい(裏側や白い装置もある)
食事食事の際は取り外せるため、制限なく何でも食べられる装置は固定式。粘着性の高いもの(ガム、キャラメルなど)は避ける必要あり
通院頻度1〜3ヶ月に1回程度(オンライン診療の活用でさらに3〜6ヶ月に1回程度に頻度を減らせる場合も)3〜4週間に1回程度
対応できる症例軽度〜中等度が得意。重度でも工夫次第で可能軽度〜重度まで幅広く対応。外科矯正にも対応可
痛み新しいマウスピースに交換後、締め付けられるような痛みを感じることがある調整後2〜3日、歯が動く痛みを感じやすい
歯磨き取り外して歯磨きできるため、衛生的装置周りに汚れが溜まりやすく、清掃に工夫が必要
治療中の制約1日20〜22時間以上の装着が必要。自己管理が非常に重要装着したまま

どちらの装置も素晴らしいものですが、得意な歯の動かし方、不得意な動かし方があります。

以降でどんな叢生ならマウスピース矯正で治療するのか?はたまたワイヤー矯正で治療するのか?症例を交えて解説していきます。

(軽度の叢生)マウスピース矯正(インビザライン)が第一選択肢

前歯が少しだけ重なっている、少しねじれているといった軽度の叢生の場合、マウスピース矯正(インビザライン)で治療が可能です。

マウスピース矯正は、歯を少しずつ傾けたり、歯列全体を側方(横方向)や後方へ拡大したりしてスペースを作るのが得意です。
軽度の叢生であれば、抜歯をせずに歯列を広げるだけで、キレイに並ぶことが期待できます。

マウスピース矯正は目立たず、取り外しもできます。
接客業の方や見た目を気にされる方でも、ストレスなく治療を進められるのが大きなメリットです。

40代女性|叢生を伴う上顎前突を非抜歯・インビザラインで治療(1年2か月・679,250円)

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前歯の突出感と歯列のガタつき(叢生)を主訴に来院された患者さんです。
診断の結果、骨格的なズレは小さく、歯の位置の調整によって非抜歯での改善が可能と判断しました。

マウスピース型矯正装置(インビザライン)を用い、1年2か月という比較的短期間で、前突感の軽減と歯列の整直を両立することができました。
叢生を伴う歯性上顎前突の症例では、適切な治療設計と装着管理によって、無理なく自然な口元を目指すことが可能です。

20代男性|叢生(ガタガタ)を非抜歯・インビザラインで治療(9か月・836,000円)

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歯並びのガタつき(叢生)を気にされて来院された患者さんです。骨格的な問題はなく、歯列の幅やスペースの調整によって非抜歯でのマウスピース矯正(インビザライン)が適応と判断しました。
装着状況も非常に良好で、治療は計画通りスムーズに進行し、約9か月で歯列のアーチを整えることができました。

このような軽度の叢生であれば、正確な診断と日々のセルフケアを両立することで、短期間で無理なく治療を完了できるケースが多く見られます。

(中等度の叢生)多くはマウスピース矯正で対応可能

前歯の重なりや八重歯が目立ち、見た目や歯磨きのしづらさを感じやすいレベルです。

この段階では、歯列を整えるためのスペース確保が必要になり、出っ歯や噛み合わせのズレを伴うケースも多く、総合的な治療設計が重要になります。

マウスピース矯正で対応できることも増えていますが、歯のねじれや移動量が大きい場合は、ワイヤー矯正の精密なコントロールが適していることもあります。

治療法は、抜歯の有無・骨格バランス・歯の動き方などをもとに選択されます。

20代女性|叢生(ガタガタ)を非抜歯・インビザラインで治療(2年・880,000円)

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こちらの患者様は、前歯のガタガタを気にされて来院されました。抜歯は行わず、インビザラインによる治療計画を立案。
歯列を少しずつ拡大することでスペースを確保し、約2年で美しいアーチを描く歯並びになりました。取り外しができるため、食事や歯磨きも普段通り行え、快適に治療を終えられたと喜んでいただけました。

20代男性|叢生と受け口(骨格性下顎前突)を抜歯・インビザラインで治療(1年3か月・820,800円)

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骨格的な問題もありましたが、本人の「目立たない装置で治したい」という強い希望を考慮し、抜歯とアンカースクリューを併用したインビザライン治療を計画。わずか1年3ヶ月という短期間で、噛み合わせと見た目を劇的に改善することができました。これは、マウスピース矯正の適応範囲が広がっていることを示す、象徴的な症例と言えるでしょう。

重度の叢生)ワイヤー矯正が優位なケースが多い

歯の重なりが大きかったり、歯が大きくねじれていたり、歯列から大きくはみ出しているような重度の叢生の場合、ワイヤー矯正が第一選択となることが多くなります。

ワイヤー矯正は、歯を三次元的に、精密にコントロールすることに長けています。
特に、歯を平行に移動させたり(歯体移動)、歯の根っこ(歯根)の向きまでコントロールしたりする動きは、ワイヤー矯正の独壇場です。

また、重度の叢生では歯を並べるスペースを確保するために「抜歯」が必要になるケースが少なくありません
抜歯によってできたスペースを効率的に使い、歯を大きく移動させて緊密な噛み合わせを作るには、ワイヤー矯正のパワフルで確実なコントロール能力が必要不可欠なのです。

30代女性|重度叢生を非抜歯・ワイヤー矯正で治療(3年7か月・872,100円)

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こちらの患者様は、長年、重度のガタガタに悩んでいらっしゃいました。

診断の結果、非抜歯での治療が可能と判断しましたが、歯の回転や移動量が大きかったため、精密なコントロールが可能なワイヤー矯正を選択しました。

治療期間はかかりましたが、見違えるほどキレイな歯並びになり、口元の印象が劇的に変わりました。

10代女性|叢生を伴う上下顎前突を抜歯・ワイヤー矯正で治療(3年8か月・836,000円)

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前歯の突出感と歯並びのガタつきを気にされてご相談いただきました。

上下の前歯がともに前方へ傾き、叢生を伴う歯性の前突が見られる症例で、抜歯を伴うワイヤー矯正を適応しています。歯の傾斜や位置を丁寧に整え、3年8か月かけて噛み合わせと歯列のバランスを調整。笑顔が自然で、口元にすっきりとした印象が生まれました。

ただ抜歯をして並べるだけではなく、口元や笑顔の感じも踏まえると、診断の精度が鍵となります。

10代女性|叢生を非抜歯・ワイヤー矯正で治療(3年2か月・769,500円)

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診断の結果、顎のスペースは確保されており、非抜歯でのワイヤー矯正が適応と判断。

マルチブラケット装置で歯のねじれや重なりを丁寧に整え、歯列全体が自然に整いました。笑ったときの印象も明るくなり、ご本人の表情にも自信が感じられるように。叢生でも抜歯なしで治せるケースは少なくありません。

20代女性|叢生を伴う下顎前突を抜歯・ワイヤー矯正で治療(2年10か月・1,008,000円)

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骨格性の下顎前突を伴う叢生で、抜歯によるスペース確保とワイヤー矯正による精密なコントロールが必要でした。

途中、再治療も経て、歯列と噛み合わせのバランスが整い、横顔の印象も大きく改善。骨格的な問題を含む叢生でも、丁寧な治療で自然な仕上がりが目指せます。


どの装置を選ぶかは
・叢生の度合い
・抜歯の有無
・他の不正咬合の併発
そして何よりも患者様のご希望など、様々な要素をパズルのように組み合わせ、最適な解を導き出す、まさに矯正医の腕の見せ所と言えるかと思います。

安易に「マウスピース矯正でできますよ」と言うのではなく、「あなたの場合は、ワイヤー矯正の方が確実で早いですよ」「マウスピースで治すなら、こういう工夫が必要ですよ」と、正直にメリット・デメリットをお伝えすることが、矯正医としての責任だと考えています。

\口元の変化を写真で見る/

【叢生の相場費用と期間の目安まとめ】

ここまで読んで、「自分も治療したい!」という気持ちが高まってきた一方、「でも、やっぱり費用や期間が気になる…」という方も多いと思います。

これまでの症例からも分かるように、叢生治療の費用や期間は、クリニックごとに料金が異なります。

また一人ひとりのお口の状態で大きく異なります。あくまで一般的な目安として参考にしてください。

治療期間の相場目安:

部分的な矯正数ヶ月〜1年程度
全体的な矯正(非抜歯)1年半〜2年半程度
全体的な矯正(抜歯あり)1年半〜3年程度

費用の目安(自由診療):

部分的な矯正30万円〜60万円程度
全体的な矯正(非抜歯)70万円〜110万円程度
全体的な矯正(抜歯あり)80万円〜120万円程度

※クリニックによって料金体系は異なりますので、必ず事前に確認しましょう。

以下で参考までに当院の料金表を掲示します。当院では明確で分かりやすい料金体系を設けています。

▶ 当院のワイヤー矯正・料金(税込)

スマイルアクセス矯正では、白いワイヤーや透明のブラケットなど目立ちにくい装置もご用意しています。
「目立たないなら始めやすい」と、見た目を気にされていた方にも好評です。

費用(税込)
部分矯正¥165,000〜495,000
全体矯正(メタルブラケット)¥880,000
全体矯正(クリアブラケット)¥935,000

▶ 当院のマウスピース矯正・料金(税込)

院内で設計するコストを抑えた【独自アライナー】から、世界1,500万件を超える実績をもつ【インビザライン】まで、症例やご希望に合わせて、最適なプランをご提案します。

費用(税込)
スマイルアクセス・アライナー(6前歯のみの部分矯正〜臼歯部を含む部分矯正)¥385,000〜¥550,000
インビザライン(全体矯正)¥935,000

分割払いやデンタルローンにも対応していますので、費用面のご不安もお気軽にご相談ください。

よくあるご質問|叢生(歯のガタガタ)について

Q
八重歯も叢生の一種ですか?
A

はい、「八重歯」は叢生の一形態です。

特に犬歯(糸切り歯)が歯列からはみ出して生えている状態を指し、スペース不足によって起こる典型的な叢生のひとつです。見た目や磨きにくさを気にされる方も多くいらっしゃいます。

Q
抜歯は絶対に必要ですか?
A

必ずしも抜歯が必要になるわけではありません。

歯を並べるスペースが十分にあれば、非抜歯で整えることも可能です。当院では「できるだけ抜かずに治療する方法」をまず優先して検討しています。

>>抜歯矯正で歯を抜く、抜かないの判断基準とは?矯正医が解説

Q
治療にかかる期間はどれくらいですか?
A

軽度で1〜1.5年、中等度〜重度では2〜3年程度が目安です。

症状の程度や装置の種類、治療のゴールによって異なります。検査結果をもとに、実例と照らし合わせながら現実的な治療期間をご案内しています。

Q
滑舌や発音に影響はありますか?
A

舌の動きに影響して発音に癖が出ることがあります。

特に叢生によって「サ行」「タ行」などの発音が不明瞭になるケースもありますが、矯正治療により舌の位置やスペースが整うと、改善する方もいらっしゃいます。

Q
矯正したら顔つきが変わるって本当ですか?
A

変化が出ることはありますが、整う方向の変化です。

叢生が改善されると、口元が引き締まり、Eラインが整う、頬の緊張が和らぐなど、より自然で調和のとれた表情に変わっていくケースもあります。

Q
大人でも矯正できますか?もう遅くないですか?
A

大人の方でもまったく問題ありません。

当院でも20〜40代の方が多く、最近では50〜60代の方も治療されています。年齢よりも「歯や歯ぐきの健康状態」が重要で、状態が良ければ何歳でも矯正を始められます。

Q
保険は使えますか?
A

一般的な矯正治療は自由診療です。

一部の先天的な疾患や顎変形症(外科矯正)を除き、保険適用外となります。

Q
子どもの歯がガタガタに生えてきました。何歳から矯正は始めるべき?
A

一般的には「前歯が生えそろう7〜9歳ごろ」に一度、専門医の診察を受けるのが理想です。

早期に顎の大きさや歯の生え方を確認することで、将来の本格矯正がよりスムーズになります。

Q
子どもの叢生、放っておくとどうなりますか?
A

歯が重なっている部分は磨き残しが起きやすく、虫歯や歯肉炎のリスクが高まります。

また、噛み合わせのズレから、発音・咀嚼・姿勢に影響が出ることも。将来的な矯正がより複雑になる前に、早めの相談をおすすめします。

まとめ:コンプレックスを自信に。その一歩は「正しい診断」から

叢生は、日本人にとってもっとも多い歯並びのトラブルのひとつです。
虫歯や歯周病、口臭の原因になりやすいだけでなく、噛み合わせの不調や肩こり・顎関節症など全身の不調にもつながることがあります。

でもご安心ください。
マウスピース矯正やワイヤー矯正、必要に応じて抜歯やスクリューを併用することで、多くのケースは改善可能です。

まずは、今の状態を正確に知ることから始めてみませんか?
当院の無料カウンセリングでは、叢生の程度や治療の選択肢をわかりやすくご説明します。

無料で矯正相談実施中スマイルアクセス矯正歯科では、来院・オンラインどちらのカウンセリングも無料でご案内しています。

こんなこと聞いて大丈夫かな?」と思うようなことも、どうぞ気兼ねなくご相談ください。

矯正にまつわる不安や疑問には、矯正医が丁寧にお答えします。

もちろん、カウンセリングを受けたからといって、すぐに治療を始める必要はありません。
ご説明を聞いた上で、じっくりご検討いただければと思います。

相談だけOK。無理な勧誘一切なし

 

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