口ゴボ矯正｜一番いい治し方とは？抜歯なしも可能？Eライン基準の落とし穴を矯正医が解説

2025.07.15 2025.11.08

監修・執筆：スマイルアクセス矯正歯科院長

吉住淳

(日本矯正歯科学会認定医／インビザライン公式スピーカー/著書に『素顔の自分をアップデートする、オンライン歯列矯正』) 東京・渋谷と吉祥寺で診療を行い、通院回数を最小限に抑えたオンライン矯正治療にも対応。海外在住の方を含む、遠方からの相談・治療実績も多数あります。 ▶︎ 公式YouTubeはこちら

こんにちは。スマイルアクセス矯正歯科の院長、吉住淳です。

「Eラインから唇が出てるから、私は口ゴボですよね？」

このようなご相談を日々いただいております。
しかし、ここで重要なことをお伝えさせていただこうと思います。

Eラインは「欧米人の骨格を基準に設計された指標である」ということです。

日本人の平均的な骨格では、唇がEラインより前方に位置することは珍しくありません。
これを無理に欧米基準に合わせようとすると、むしろ不自然な横顔になる可能性があります。

実際の診療では、Eラインだけでなく複数の評価基準を総合的に判断し、患者さんの骨格に最も適した治療計画を立案しています。

この記事では、そうした「口ゴボの矯正治療の実際」を、実際の症例写真とともにお伝えします。

口ゴボとは？

口ゴボとは、口元全体が前方に突出して見える状態のこと。専門的には「上下顎前突」と呼ばれます。

鼻先と顎先を結んだ線＝Eラインから唇が大きく前に出ている場合、口ゴボと認識されることが多いです。

ただし、「Eラインから唇が出ている＝必ず治療が必要」ではないです。

そもそもEラインって何？

Eラインとは、1950年代に米国の矯正歯科医のリケッツ（Ricketts）先生が提唱したもので、

・鼻の先端
・顎（アゴ）の先端

この2点を直線で結んだラインのことを指します。Eラインの「E」は「エステティック（Esthetic＝審美的な）」の頭文字を取ったものです。

そのラインから上下の唇がどの程度前に出ているかを見て、口元の突出感を客観的に評価します。

この直線（Eライン）に対して、上唇・下唇がどのくらい前に出ているか、または内側に収まっているかを評価します。

このEラインから大きく唇が前方にはみ出していると、
「口ゴボ（口元が前に突出した状態）」と認識されることが多く、特に横顔の印象が大きく影響を受けることになります。

以下、当院で矯正治療を受けた患者さんの治療前と治療後の写真になります。
口元の感じがスッキリしたのが分かると思います。

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Eラインだけで判断してはいけない理由｜矯正医の視点

実はEラインはあくまで「顔全体のバランスを測る一つの指標」にすぎません。

実際には、鼻の高さ・唇の厚み・顎の発達度といった骨格の個人差によって、Eラインの位置や見え方は変わってきます。

たとえば日本人は欧米人に比べて、

・鼻が低く
・顎が控えめ

という傾向があるため、唇がEラインより前にあっても自然なことも多いのです。
それを無理に「Eラインより引っ込めたい」と考えると、不自然な横顔になってしまう可能性もあります。

矯正治療の現場では、「Eライン」はあくまで口元を評価するための“ひとつの目安”にすぎません。

【矯正医が解説】Eラインだけじゃない！口元美の5つの基準

口元の印象は、唇の厚み・鼻の高さ・顎の形・顔全体のバランスなど、複数の要素が関わっています。

矯正の現場では、Eラインに加えて、以下のような指標も併せて総合的に診断しています。

やや専門的なので「ふーん。こんなのもあるのね。」と参考程度にみていただければ。

・ナソラビアルアングル（鼻と上唇が作る角度）：
鼻の下の付け根から上唇にかけての角度。90度〜100度程度が理想で、それ以下だと唇の突出感が強調されます。

・サブナザーレ-パーペンディキュラー（上下唇距離）：
鼻下点から垂直に下ろしたラインに対する唇の突出具合。

・顔面のバーティカルプロポーション（縦の比率）：
顔の上下比率で、特に下顔面の長さが口ゴボ感に影響します。

・口唇閉鎖鎖能（口が自然に閉じられるかどうか）：
唇が自然に閉じられない場合、口呼吸や筋肉の緊張、梅干し状のシワ（オトガイ筋の緊張）などの問題が生じます。

これらを総合的に評価し、口元の突出感の本質的な原因を明らかにしていきます。

【重要】Eライン自体は欧米人を基準に設計された指標です

前提として、Eライン自体が欧米人を基準に設計された指標であることも忘れてはいけません

出典：ウィリアム・プロフィット『現代歯科矯正学第6版』
（監訳：後藤滋巳, 清水典佳, 槇宏太郎, 森山啓司, 石川博之、クインテッセンス出版、2020年）

欧米人は鼻が高く顎も発達しているため、Eラインが前方にあります。

日本人の骨格では、唇が多少Eラインより出ていても自然なバランスというケースも多くあります。

Eラインにとらわれすぎず、自分の骨格や表情に合った“自然な口元”を目指すことが大切です。

私たち矯正医はそのために、多角的な視点から診断を行っています。

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＞＞Eラインとは？理想的な横顔の基準と、矯正治療で得られる変化を矯正医が解説

口ゴボの原因は3タイプ｜症状別にベストな治療法を解説

口ゴボ（口元の突出感）と一口に言っても、原因は人によって異なり、それぞれ治療法も変わってきます。

実は口ゴボには「歯の位置」「骨格の形」「筋肉や癖」など、さまざまな要因が関わっており、原因を正確に見極めることが改善への第一歩となります。

本章では、口ゴボの原因を【歯性】【骨格性】【筋機能性】の3タイプに分類し、
それぞれに対する最適な治療法をご紹介します。

①歯性の口ゴボ：歯の位置が原因

歯が前に出ている、または前傾していることで唇が押し出されるタイプです。

日本人の口ゴボで比較的多く見られるタイプで、矯正治療の適応となることが多いです。

【治療法】
ワイヤー矯正やマウスピース矯正（主にインビザラインなど）で歯を適切な位置に移動させます。

中〜重度の場合は、抜歯やアンカースクリュー（小さな医療用ネジ）を併用して前歯を効率的に後退させることもあります。

※アンカースクリューとは？

歯ぐきに一時的に埋め込む小さなチタン製のネジで、歯を動かす際の“固定源”として使用します。
これにより、前歯と奥歯を別々にコントロールでき、外科手術を避けながら、見た目や噛み合わせのバランスを整える治療設計が可能になります。

＞＞アンカースクリューを使った矯正治療とは？費用・効果・リスクを矯正医が解説

②骨格性の口ゴボ：顎の骨が原因

上顎や下顎の骨自体が前方に突出しているタイプです。歯の移動だけでは改善に限界があります。

【治療法】

軽度〜中度：歯の角度調整で骨格をカバー。
顎の骨は変えられませんが、歯を内側に傾けたり位置を工夫することで、口元をスッキリ見せることができます。手術を避けたい方に選ばれる治療法です。

重度：外科的矯正を検討。
顎の骨を移動させる手術と矯正治療の併用が必要な場合があります

③筋機能性の口ゴボ：筋肉や癖が原因

口呼吸、舌の癖、口輪筋の弱さなど、軟組織の使い方に問題があるタイプです。特に子どもや若い世代に多く見られます。

治療アプローチ：
このタイプでは、矯正治療に加えて、口の周りの筋肉を鍛えるトレーニング（MFT）を行います。

口元の筋肉を鍛えるトレーニングを通じて、クセを改善し、見た目だけでなく呼吸や発音などの機能面も整えていきます。

軽度の場合は矯正装置を使用せずに、MFTのみで改善することもあります。

`口ゴボ改善に抜歯は必要？｜ワイヤーとマウスピースの適性比較`

口ゴボの改善には、「抜歯するかどうか」や「どの矯正装置を使うか」が見た目の仕上がりに直結する重要な判断ポイントになります。

なぜ抜歯が必要？口ゴボ改善のメカニズム

口ゴボの多くは、顎の大きさに対して歯が並ぶスペースが不足していることが原因であることが多いです。

スペース不足により歯が前方に押し出され、その結果、唇も前に出て口元が突出してしまっているのです。

口元の突出を改善するには、前歯を後ろに下げることが必要となります。
前歯は唇を裏から支えているため、前歯が後退すれば唇も一緒に下がり、口元がスッキリします。

そして、前歯を後退させるには、そのためのスペースをお口の中に作る必要があります。

スペースを作る方法は主に2つです。

①非抜歯でスペースを作る場合

非抜歯でスペースを作る方法には以下のようなものがあります。

・IPR（歯と歯の間を0.1～0.5mm程削る）

・歯列の拡大（顎の幅を広げて歯が並ぶスペースを作る）

・奥歯の後方移動（奥歯を後ろに動かしてスペースを確保）

ただし、非抜歯矯正では作れるスペースに限界があるため、軽度の口ゴボに向いているケースがほとんどです。

②抜歯でスペースを作る場合

基本的には前から4番目の第一小臼歯を抜歯してスペースを確保します。

大きなスペースが生まれるため、前歯を大きく後退させることが可能です。

以下の動画を見てください。
抜歯でスペースができて前歯が大きく下がっているのがわかるかと思います。

特に口元の突出感が強い方（中〜重度の口ゴボ）は、抜歯によるスペース確保が必要になることが多いです。

前歯が後退することで、上唇・下唇も自然に後ろへ下がり突出感が解消されます。

結果的に、上下の唇がEラインなどの横顔の評価基準に近づき、口元がスッキリと見えるようになります。

抜歯の有無と仕上がりの違い

	前歯の後退	適応となるケース
抜歯あり	大きい	・口ゴボ感が強い・Eラインより唇が大きく前に出ているケース
抜歯なし	限られる	・軽度の口ゴボ・歯を抜かずに整えられるスペースがあるケース

※ただし、抜歯・非抜歯の判断は単に口元の評価だけで決まることはありませんので、その点はご留意下さい。

ワイヤー vs マウスピース：口ゴボ改善への適性比較

治療法	特徴	口ゴボ改善への適性
マウスピース矯正（インビザライン	目立ちにくく通院頻度も少なめ。近年は難症例にも対応可能に	○ 軽〜中度の口ゴボに対応。アンカースクリューとの併用で◎に
ワイヤー矯正	力のコントロールが緻密で、奥歯を固定源にしっかり前歯を下げられる	◎ 中〜重度の口ゴボ向き。前歯を大きく後退させたい場合に有利

「口ゴボ改善にはワイヤー矯正じゃないとダメ」と思われがちですが、必ずしもそうではありません。

確かに、重度の口ゴボで前歯を大きく後退させる必要がある場合は、ワイヤー矯正の確実性が有利です。しかし最近では、マウスピース矯正の技術も大きく進化しています。

インビザラインは抜歯症例にも対応可能になり、特にアンカースクリューと併用すれば、中等度までの口ゴボなら十分治療できるようになりました。

また、前半はワイヤーで大きく歯を動かし、後半はマウスピースで仕上げる「コンビネーション治療」という選択肢も増えています。

これなら、ワイヤーの確実性とマウスピースの快適性の両方のメリットを活かせます。

装置選びは、口ゴボの程度だけでなく、治療中の見た目やライフスタイルも考慮して決めることが大切です。

＞＞口ゴボにはアンカースクリュー矯正が良いって本当？矯正医が実際のところを解説します

【症例を元に解説】矯正治療で口ゴボはどれだけ変わる？

以降では、実際に当院で口ゴボを主訴に矯正治療を受けられた患者さんの症例をもとに、どのように口元が変化するのかをご紹介します。

症例①
20代女性｜口ゴボ・出っ歯をインビザライン＋アンカースクリュー・抜歯併用（約2年3か月・880,000円）

主なリスク・副作用：痛み、歯根吸収、後戻りなど※結果には個人差があります。

口ゴボ感と出っ歯を気にされて来院されました。診断の結果、上顎の前歯が前方に傾いている「歯性上顎前突」と判明しました。

上顎の第一小臼歯を抜歯し、マウスピース型矯正装置（インビザライン）に加えて矯正用アンカースクリューを併用することで、前歯を効率的に後退させました。

その結果、口元の突出感が軽減され、横顔の印象もすっきりと自然に整いました。また、唇の閉じやすさや見た目のバランスも改善しました。

症例②
20代女性｜出っ歯・口が閉じにくい症状をワイヤー矯正＋抜歯（約2年3か月・880,000円）

主なリスク・副作用：痛み、歯根吸収、後戻りなど※結果には個人差があります。

口元の突出感と「口が閉じにくい」とのお悩みで来院されました。診断の結果、上顎前歯が前方に傾斜している「歯性上顎前突」と判明しました。

上下左右の第一小臼歯を抜歯し、マルチブラケット装置によるワイヤー矯正を実施。前歯を後方へコントロールすることで、口唇閉鎖のしやすさが向上し、口元の突出感も大きく改善されました。

横顔の印象もすっきりと整い、審美性・機能性の両面でバランスの取れた仕上がりとなりました。

症例③
30代男性｜口ゴボをワイヤー＋インビザラインの併用治療・抜歯（約2年7か月・877,800円）

主なリスク・副作用：痛み、歯根吸収、後戻りなど※結果には個人差があります。

口元の突出感（いわゆる口ゴボ）を気にされて来院されました。

診断の結果、歯が並びきらず重なっている「叢生」を伴う、上下顎の前歯が前方に傾いた「歯性上下顎前突」と判明しました。

上下顎ともに抜歯を行い、ワイヤー矯正とインビザラインを併用したコンビネーション治療を選択。

治療期間はやや長期となりましたが、歯列が整い、前歯の後退によって横顔の印象が自然に改善されました。
歯並びと口元のバランスが両立した、調和のとれた仕上がりとなりました。

症例④
20代女性｜口ゴボ・ガタガタをワイヤー矯正＋抜歯（約2年5か月・825,000円）

主なリスク・副作用：痛み、歯根吸収、後戻りなど※結果には個人差があります。

口元のふくらみを気にされてご相談いただきました。診断では、叢生を伴う歯性の上顎前突と判断。

前歯の傾斜と歯列の突出感を改善するため、抜歯を行い、ワイヤー矯正で奥歯の位置をコントロールしながら全体のバランスを整えました。

歯を並べるだけでなく、口元の印象まで見据えて治療を進行。2年5か月の治療で、Eラインに自然に収まる横顔に仕上がりました。

症例⑤
20代女性｜口ゴボ・ガタガタをインビザライン（非抜歯）（約2年2か月・836,000円）

主なリスク・副作用：痛み、歯根吸収、後戻りなど※結果には個人差があります。

前歯のガタつきと、口元が前に出て見えることを気にされてご相談いただきました。

インビザラインに加え、「カリエールモーション」という特殊な装置も最初に組み合わせて、非抜歯での対応を計画しました。

前歯の角度と歯列の幅を丁寧に調整し、2年2か月の治療を経て歯並びと横顔のラインが自然に整いました。

非抜歯ですが、いわゆる“口ゴボ感”も和らぎ、口元全体がすっきりとした印象に仕上がっています。

口ゴボ症例写真をもっと見る▶︎

口ゴボ関連でよくある質問（FAQ）

Q1. 自分が「口ゴボ」かどうか、どう判断すればいいですか？

A. 横顔のラインが気になる場合、まずはご自身の横顔をEライン（鼻先と顎先を結んだ線）に対して確認してみるとよいでしょう。

ただし、Eラインはあくまで目安です。
鼻の高さや顎の大きさ、唇の厚みなど顔全体のバランスによって印象は大きく異なります。

そのため、矯正の現場ではEライン以外にもナソラビアルアングルやサブナザーレ-パーペンディキュラー、顔面の縦比率、口唇閉鎖鎖能などの項目で多角的に評価します。

また、日本人は骨格的にEラインより前に唇が出ていることが自然な場合もあり、欧米人基準の「理想の横顔」像に当てはめすぎると、不自然な治療方針につながることもあります。

気になる方はぜひ一度、矯正医にご相談ください。

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Q2. 口ゴボは必ず抜歯しないと治せませんか？

A. いいえ、必ずしも抜歯が必要というわけではありません。

歯の大きさ・顎のスペース・骨格のバランスなどを総合的に診断したうえで、非抜歯で治療可能なケースもあります。

ただし、前歯をしっかり後ろに下げたい場合には、抜歯と矯正用アンカースクリューを併用した治療が選択される事が多いです。

アンカースクリューとは、骨に埋め込む小さなネジのことで、歯を効率よく後方に動かすための装置です。

＞＞抜歯矯正で歯を抜く、抜かないの判断基準とは？矯正医が解説

Q3. マウスピース矯正でも口ゴボは改善できますか？

A. はい、多くのケースで治療可能です。

特にインビザラインでは、アンカースクリューと併用することで抜歯ケースにも対応できるようになっており、
歯性の口ゴボに対してはマウスピース矯正で自然に後退させることも可能です。

ただし、骨格性の強い突出感（上下顎そのものが前に出ている）などの場合は、ワイヤー矯正や外科的矯正が必要になることもあります。
患者さんの状態に応じて、矯正装置の選択を行っていきます。

Q4. 治療期間はどれくらいかかりますか？

A. 口ゴボの改善を目的とした矯正治療は、多くの場合2年前後が目安となります。

ただし、抜歯やアンカースクリューの併用が必要な場合や、ワイヤー矯正とマウスピース矯正の併用（コンビネーション治療）を行う場合は、2年半〜3年程度かかるケースもあります。

また、「マウスピース矯正＝短期間で終わる」と誤解されることもありますが、実際には治療内容とゴール設定により大きく変わるため、初回診断時に治療期間の目安をお伝えしています。

Q5. 矯正後に口元が不自然になってしまうことはありませんか？

A. 当院では、顔全体の骨格とのバランス、年齢による変化、横顔の印象などをトータルで見据えた治療計画を立てています。

特に注意しているのは、「Eラインに近づけること＝美しさ」とは限らないという点です。

過度に引っ込めると、将来的に唇まわりが痩せて老け見えしたり、表情が乏しくなるリスクもあるため、「調和の取れた自然な口元」を重視して設計しています。

仕上がりイメージは、カウンセリング時に患者さまとすり合わせながら丁寧に決めていきます。

Q6. 親知らずは、口ゴボの治療前に抜いた方がいいのでしょうか？
A. ケースによりますが、親知らずが歯列の後方移動の妨げになる位置にある場合は、事前に抜歯をおすすめすることがあります。

とくに、抜歯スペースの確保や矯正治療後の“後戻り”を防ぐためには、親知らずの存在が影響を及ぼすことがあるため、診断時にしっかり評価します。

もちろん、すべての方が抜歯対象というわけではありませんのでご安心ください。