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過蓋咬合(ディープバイト)の一番良い治し方とは?矯正医が解説

こんにちは。スマイルアクセス矯正歯科の院長、吉住 淳です。

前歯で噛み切る?そんなこと、みんな本当にできてるの?

そう思って相談される方、実はかなり多くいらっしゃいます。

正常な噛み合わせなら、前歯でお肉や麺類をスパッと噛み切れます。

しかし過蓋咬合(ディープバイト)では、下の前歯が上の前歯に深く隠れ、前歯は当たっているようで実際にはほとんど機能していません

だから「噛み切る」という感覚が分からないのです。

なぜこうなるのか?

実は、奥歯の高さの異常が関与しているケースが非常に多いです。
奥歯の高さが狂うと、前歯が過剰に深く噛み込んでしまうのです。

マウスピース矯正でも治る?
抜歯は必要?
口元はどう変わる?

今回は、当院で治療した患者さんの実例とともに、過蓋咬合の原因から最適な治療法まで、すべてお答えします。

そもそも過蓋咬合はなぜ起こるのか?

過蓋咬合(ディープバイト)は、単に「噛み合わせが深い」だけの状態ではありません。

歯の高さや角度、上下のあごの位置関係が少しずつ崩れ、その積み重ねが深い噛み合わせをつくります。

矯正医は、その原因を見極めるために、主に3つの視点からチェックします。

①歯の高さのバランス

本来、下の図のように上下の前歯は2〜3mmほど重なるのが理想です。

このわずかな重なりがとても重要で、

・前歯でお肉や麺類をスパッと噛み切れる
・「さ行」「た行」がクリアに発音できる
・口を閉じた時のEラインが自然に整う

といった、見た目と機能の両面で理想的な状態につながります。

しかし過蓋咬合では、この理想的な重なりが崩れています。

下の前歯が上の前歯に完全に隠れるほど深く噛み込み、前歯は当たっているようで実は全く機能していない状態です。

その結果、前歯で物が噛み切れない奥歯だけに負担が集中するといった問題が生じます。

実はこの状態、前歯だけでなく奥歯の高さの異常が原因となることが多いのです。

奥歯が伸びすぎていたり、
逆に歯ぎしりですり減って低くなっていたりします。

それにより噛み合わせ全体のバランスが崩れ、前歯が必要以上に深く噛み込んでしまうのです。

②顎の位置関係

本来より下あごが後ろに下がっていたり、上あごが前に出ていたりする顎の位置関係が影響することもあります。
上下の前歯の距離が縮まり、深く重なってしまいます。

骨格そのもののズレが原因の場合は、歯だけを動かす矯正では限界があり、別のアプローチが必要になることもあります。

③日常のクセや習慣

歯ぎしりや食いしばりで奥歯が削れて、結果的に前歯が深くかみ合うようになりがちです。

長期間の指しゃぶりや爪噛みも、歯の角度や高さのバランスを崩す原因になります。

過蓋咬合の診断では、
「歯の位置」
「あごの位置」
「かみ合わせの高さ」
これらが、どの順番で変化してきたのかを丁寧に読み解きます。

原因を正しく見抜くことが、その後の治療計画を左右する大事な出発点です。

過蓋咬合(ディープバイト)はこう治す|原因別の矯正アプローチ

過蓋咬合(ディープバイト)を改善するカギは、
噛み込みを浅くするためにどこをどう動かすか」を見極めることです。

大きく以下の3つに分かれます。

①骨格に原因がある場合
②歯並びに原因がある場合(歯性)
③習慣に原因がある場合



原因によって必要な動きも、選ぶべき装置も変わります。

①骨格に原因がある場合

上下のあごの前後関係や垂直的な位置がずれており、骨格そのものが深い噛み合わせを作っているケース

奥歯を沈めて下あごが自由に動けるスペースを作り、前歯の角度も修正します。

治療法:精密な三次元コントロールが可能なワイヤー矯正を基本に、必要に応じてアンカースクリュー*で奥歯を効率的に沈めます。

骨格性のズレが大きい場合は顎の骨や位置を整える手術を併用する場合があります。

アンカースクリューとは…

矯正治療において歯を効率的に動かすための固定源として用いられる、
直径1〜2mm程度の小さなチタン製のネジのことです。 

②歯並びに原因がある場合(歯性)

歯の高さや角度が崩れて過剰に噛み合っている状態。

奥歯を沈めたり前歯を持ち上げることで噛み込みを浅くし、前後の移動で見た目と機能を両立します。

治療法軽度〜中等度の過蓋咬合なら、マウスピース矯正のインビザラインで十分治療可能になってきています。

最新のインビザライン技術では、マウスピースに特殊な突起(バイトランプと呼びます)を付けることで、噛む力を利用して深く噛み込んでいる前歯の高さを調整。

歯列全体を広げながら、前歯の過剰な重なりを改善できるようになりました。

当院でもインビザラインでの治療例は増えており、以下のように1年で大幅に改善したケースもあります。


一方、重度の過蓋咬合や、前歯を持ち上げながら奥歯を沈めるような複雑な三次元的コントロールが必要な場合は、ワイヤー矯正の精密性が確実です。

③習慣に原因がある場合

歯ぎしり・食いしばりで奥歯が削れ、前歯が深く噛み合うようになったケース。
指しゃぶりや爪噛みも歯の角度や高さバランスを崩します。

治療法:矯正で高さと角度を戻しつつ、再発防止のためにMFT(口腔筋機能療法)やナイトガードを併用。

ワイヤー・マウスピースは原因の影響度に応じて選択します。

また、削れてしまっている奥歯の補綴(ほてつ)が必要になることもあります。

過蓋咬合(ディープバイト)に抜歯は必要?判断基準と考え方

過蓋咬合の患者さんから 「抜歯は避けたい」 といったご相談をたびたびいただきます。

まずお伝えしたいのは、抜歯矯正はすべての人に必要なわけではないということ。
そして、私たち矯正医も、可能であれば歯を抜かずに治したいと考えています。

ただし、過蓋咬合は他の不正咬合に比べて抜歯が必要になるケースが多めです。主な理由は次の3つです。

複合的な問題に対処するため

過蓋咬合は深い噛み合わせ単独ではなく、叢生(ガタガタ)や前歯の前突を同時に伴うことが多いです。

例えば、前歯が重なって生えている上に深く噛み込んでいる場合、歯を正しい位置に並べ直すだけでなく、噛み合わせの高さも調整する必要があります。

このような複合的な問題を解決するには、歯を動かすための物理的なスペースが通常よりも多く必要になるのです。

そのスペースを作るために抜歯が必要となるケースもあります。

たとえば以下を見ていただくとイメージしやすいかと思います。

この症例では叢生(ガタガタ)を伴う過蓋咬合と診断し、前歯部のスペース不足に対応するため抜歯を選択しました。

②隠れ出っ歯を改善するため

実は過蓋咬合の方の多くは、潜在的な出っ歯(上顎前突)を伴っています。

深い噛み合わせを改善すると前歯が前方に傾き、口元が突出することがあります。

これを防ぎ、前歯を適切な位置まで後退させるには、抜歯によるスペース確保が効果的です。

③長期的な安定性を確保するため

無理に非抜歯で治療すると咬合が不安定になりやすく、再び深く噛み込む「後戻り」のリスクも高まります。

適切な抜歯により、安定した噛み合わせを長期的に維持しやすくなります。

もちろん、「過蓋咬合=必ず抜歯」ではないです。骨格や歯列の条件によっては非抜歯でも十分改善できるケースもあります。

ただし、無理に非抜歯で進めると、口元の突出感が出てしまったり、噛み合わせが改善しきらない、後戻りしやすいなどのリスクがあります。

必要性は精密検査(レントゲン・CT・模型など)で初めて正確に判断可能です。
自己判断や見た目だけで決めるのは危険です。

「抜歯は避けたい」といった希望は、必ず診断前に伝えてください。可能な限り希望に沿った治療計画を提案します。

>>抜歯矯正で歯を抜く、抜かないの判断基準とは?矯正医が解説

矯正治療による過蓋咬合(ディープバイト)症例

スマイルアクセス矯正歯科では、ワイヤー矯正とインビザライン(マウスピース矯正)の両方に対応し、症例ごとに最適な方法を選択しています。

過蓋咬合は、歯を「縦方向」に動かす繊細なコントロールが必要なため、精密な噛み合わせ調整が得意なワイヤー矯正を採用することが多くあります。

一方で、骨格や歯列の条件が適している場合には、インビザライン単独でも十分な改善が可能です。

ここでは、当院で実際にワイヤー矯正、インビザラインで矯正した症例をご紹介します。

過蓋咬合 10代女性|抜歯+ワイヤー矯正で治療(2年2か月・880,000円)

BEFORE
AFTER
BEFORE
AFTER
症例詳細はこちら
患者
10代女性
主訴
出っ歯、深い噛み合わせ、笑顔の印象改善希望
診断名
過蓋咬合を伴う歯性不正咬合
治療内容
マルチブラケット装置(ワイヤー矯正)
抜歯の有無
抜歯(上顎左右第一小臼歯抜歯)
治療期間
2年2か月
費用(税込)
880,000円
リスクと副作用
痛み等、歯根吸収/歯肉退縮、後戻り、むし歯・歯肉炎の可能性(抜歯あり:痛み・腫れ)。

上の前歯が内側に傾いており、噛み合わせが深く、加えて出っ歯の傾向もみられました。

このような咬合状態は、専門的には「Angle分類 2級2類*」に該当する複雑なタイプです。 見た目以上に診断・治療の難易度が高く、歯の根の角度や向きを繊細に調整する必要があります。

こうしたケースでは、歯根のコントロールが不得意とされるマウスピース矯正は対応に限界があることも少なくありません。

もちろん、装置の工夫や治療計画を工夫することで、インビザラインで進められる場合もありますが、治療期間が長引いたり、理想的な仕上がりに届きにくいリスクも伴います。

今回はその点をふまえ、治療の精度と再現性を重視し、マルチブラケット装置(ワイヤー矯正)による治療を選択しました。

過蓋咬合 20代女性|抜歯+ワイヤー矯正で改善(2年5か月・810,000円)

BEFORE
AFTER
BEFORE
AFTER
BEFORE
AFTER
症例詳細はこちら
患者
22歳女性
主訴
過蓋咬合
診断名
叢生を伴う過蓋咬合
治療内容
マルチブラケット装置(ワイヤー矯正)
抜歯の有無
抜歯(上下顎左右第一小臼歯)
治療期間
2年5か月
費用(税込)
810,000円
リスクと副作用
痛み等、歯根吸収/歯肉退縮、後戻り、むし歯・歯肉炎の可能性(抜歯あり:痛み・腫れ)。

前歯のデコボコと噛み合わせの深さを気にされてご相談いただきました。

歯が重なって並ぶ叢生と、下の歯が見えにくくなるほど噛み込みが深い過蓋咬合を伴う症例で、抜歯によるスペース確保と細かなかみ合わせ調整が必要でした。

ワイヤー矯正で前歯の角度と高さを丁寧に整え、2年5か月で噛み合わせと歯列のバランスが安定。口元の緊張がやわらぎ、見た目にも自然な印象になりました。

過蓋咬合 20代女性|抜歯+ワイヤー矯正で改善(3年5か月・820,800円)

BEFORE
AFTER
BEFORE
AFTER
BEFORE
AFTER
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患者
25歳女性
主訴
過蓋咬合
診断名
非対称を伴う過蓋咬合
治療内容
マルチブラケット装置(ワイヤー矯正)
抜歯の有無
抜歯(上顎左右第一小臼歯、下顎左右第二小臼歯)
治療期間
3年5か月
費用(税込)
820,800円
リスクと副作用
痛み等、歯根吸収/歯肉退縮、後戻り、むし歯・歯肉炎の可能性(抜歯あり:痛み・腫れ)。

深い噛み合わせとガミースマイルに悩まれ、来院されました。

前歯の位置を是正すればガミースマイルが改善するタイプの過蓋咬合と診断し、抜歯を行いワイヤーで治療しました。

ワイヤー矯正で細かく歯の位置を調整し、噛み合わせを改善した結果ガミースマイルもだいぶ解消されて満足されていました。

過蓋咬合・叢生 30代女性|抜歯+インビザラインで改善(2年1か月・864,000円)

BEFORE
AFTER
BEFORE
AFTER
BEFORE
AFTER
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患者
28歳女性
主訴
過蓋咬合、ガタガタ(叢生)
診断名
叢生を伴う過蓋咬合
治療内容
マウスピース型矯正装置(インビザライン)
抜歯の有無
抜歯(上顎左右第二小臼歯、下顎左側中切歯)
治療期間
2年1か月
費用(税込)
864,000円
リスクと副作用
痛み等、歯根吸収/歯肉退縮、後戻り、むし歯・歯肉炎の可能性(抜歯あり:痛み・腫れ)。

前歯の重なりと噛み合わせの深さを気にされてご相談いただきました。叢生を伴う過蓋咬合と診断し、前歯部のスペース不足に対応するため抜歯を選択。

奥歯の高さと前歯の角度を調整しながら、インビザラインで咬合をコントロールしました。

2年1か月の治療を経て、歯列が整い噛み込みも自然に。過蓋咬合では噛む力のかかり方も考慮し、見た目だけでなく機能性も重視した設計が大切です。

過蓋咬合・叢生 30代男性|非抜歯+インビザラインで改善(1年・783,750円)

BEFORE
AFTER
BEFORE
AFTER
BEFORE
AFTER
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患者
37歳男性
主訴
過蓋咬合、ガタガタ(叢生)
診断名
叢生を伴う過蓋咬合
治療内容
マウスピース型矯正装置(インビザライン)
抜歯の有無
非抜歯
治療期間
1年
費用(税込)
783,750円
リスクと副作用
痛み等、歯根吸収/歯肉退縮、後戻り、むし歯・歯肉炎の可能性。

噛み合わせの深さと歯並びのデコボコ感を気にされて来院されました。

診断では、叢生を伴う過蓋咬合と判断。咬合の深さを改善しながら歯列の並びを整えるため、非抜歯でのマウスピース矯正を選択しました。前歯の被蓋を浅くすることで、顎の動きや発音のしやすさも向上。

1年という短期間で、見た目の印象と機能のバランスが取れた咬合へと導くことができました。深いかみ合わせでも丁寧な設計でマウスピースでもしっかりと治せます。

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過蓋咬合(ディープバイト)の治療期間・費用

過蓋咬合の改善は、歯並びだけでなく噛み合わせの高さ(咬合高径)や顎の位置関係を整える必要があります。

そのため、部分矯正(前歯だけの矯正)では根本的な改善は難しいです。

前歯だけを動かすと、かえって噛み合わせが深くなったり、後戻りのリスクが高まります。
基本的には全体矯正が適応となります。

治療方法期間・費用(目安)
ワイヤー矯正1.5〜3年
80〜120万円
幅広い症例に対応、垂直的コントロールが得意
マウスピース矯正(インビザライン)1.5〜3年
80〜110万円
症例によっては適応外の場合あり
外科手術+矯正2〜3年(術前後含む)
150〜250万円
顎の手術が必要な場合

当院スマイルアクセス矯正歯科の料金

ワイヤー矯正料金

白いワイヤー、透明ブラケットなど
目立ちにくい装置もご用意しています。

部分矯正
¥165,000〜495,000
全体矯正(メタルブラケット)
¥880,000
全体矯正(クリアブラケット)
¥935,000

マウスピース矯正料金

院内設計でコストを抑えた【独自アライナー】から、
世界1,500万症例以上の【インビザライン】まで。

スマイルアクセス・アライナー(6前歯のみの部分矯正〜臼歯部を含む部分矯正)
¥385,000〜¥550,000
インビザライン(全体矯正)
¥935,000

追加費用が発生しないトータルフィー制度&分割払いも可能

当院では、治療開始前に治療の総額を提示する「トータルフィー制度(治療費総額制)」を採用しております。

上記料金には、毎月の調整料、治療後の保定装置(リテーナー)の費用もすべて含まれています。

治療期間が予定より延長した場合でも、追加の費用は発生しませんのでご安心ください。

分割払いやデンタルローンにも対応していますので、費用面のご不安もお気軽にご相談ください。

過蓋咬合に関してよくあるご質問(FAQ)に矯正医が回答します

Q. 過蓋咬合だとガミースマイルになりやすいって本当ですか?

A. はい、本当です。

過蓋咬合(ディープバイト)の方は、笑ったときに上の歯ぐきが大きく見える「ガミースマイル」を伴うことが少なくありません。

理由は大きく2つあります。
1つ目は、前歯が深くかみ合っていることで、上あごの歯列全体がやや下方に位置しやすいこと。
2つ目は、かみ合わせの深さが唇の動きに影響し、笑ったときに上唇が持ち上がりすぎることです。

その結果、笑うと歯ぐきが過剰に露出しやすくなります。

矯正治療でかみ合わせの深さを浅く整え、前歯の傾きや高さを適正化すると歯ぐきの露出も自然に減りガミースマイルが改善されるケースは多いです。

>>ガミースマイルの一番良い治し方は?矯正医が解説します

Q. 過蓋咬合を矯正すると人中が長くなりやすいって本当ですか?口元はどうなりますか?

A. 過蓋咬合の治療後に「人中が長く見える」と感じるケースはあります。

これは主に、上前歯を下に動かしすぎた場合や、唇の支持が減った場合に起こりやすい現象です。

ただし、前歯を後方に移動させたり、奥歯を沈めて噛み合わせを浅くするなど、治療計画を工夫すれば不自然な変化は防げます。

当院でも口元全体のバランスを考慮した設計を行い、多くの患者さんが「すっきりして自然な口元になった」と実感されています。

Q. 過蓋咬合は手術じゃないと治せませんか?

A. いいえ、多くの場合は手術をせずに矯正治療で改善できます。

過蓋咬合は骨格の影響を受けることもありますが、
ほとんどのケースではワイヤー矯正やマウスピース矯正で、噛み合わせの深さや前歯の角度を整えることが可能です。

手術が必要になるのは、骨格のズレが非常に大きく、歯だけでは噛み合わせを安定させられない場合に限られます。

診断の段階で骨格や歯の位置を正確に分析し、必要な治療方法をご提案しますので、まずは「自分の場合はどうなのか」を知ることが第一歩です。

Q. 過蓋咬合は矯正するべきでしょうか?放置するとどうなりますか?

A. はい、できれば早めに治療することをおすすめします。

過蓋咬合は「見た目の問題」だけでなく、噛む力が一部に集中しやすく、歯や歯ぐき、顎関節に負担をかけ続ける噛み合わせです。

放置すると…

  • 歯の摩耗や割れが早まる
  • 歯ぐきが下がり、歯根が露出する
  • 顎関節症や筋肉のこわばりが起こりやすくなる
  • 噛み合わせのバランスが崩れ、後戻りや二次的な歯並びの乱れが出る

特に「今は症状がないから」と放置してしまうと、数年〜十数年後に一気にトラブルが表面化するケースを多く見てきました。

矯正治療は、見た目を整えるだけでなく、将来の歯や顎の健康を守るための“予防医療”でもあります。

Q. 過蓋咬合は部分矯正で治せますか?

A. 基本的には難しいです。
過蓋咬合は、上下の噛み合わせの高さや顎の位置関係、奥歯の支え方など、歯列全体のバランスが深く関わる不正咬合です。前歯だけ・一部分だけを動かしても、根本的な改善にはつながりません。

部分矯正で無理に見た目だけ整えると、

  • 噛み合わせが不安定になる
  • すぐに後戻りする
  • 奥歯や顎関節に負担がかかる
    といったリスクがあります。

「短期間・低コストで済ませたい」というお気持ちはよくわかりますが、過蓋咬合の改善は基本的に全顎矯正(上下全体の治療)が必要になります。

まとめ|過蓋咬合は“見た目”も“健康”も守るために治す

過蓋咬合(ディープバイト)は、「歯が深くかみ合っているだけ」に見えても、歯や歯ぐき、顎関節への負担を増やし、将来的なトラブルを早める噛み合わせです。

当院では、ワイヤー矯正とマウスピース矯正の両方を扱い、それぞれの得意分野を踏まえて使い分けています。

例えば、前歯の角度や奥歯の高さを細かく調整する必要がある場合はワイヤー矯正、比較的シンプルな動きで済む場合や審美性を優先する場合はマウスピース矯正──
このように、診断結果に基づき最適な手段を選びます。

噛み合わせの深さや口元の印象は、見た目だけでなく日常の快適さにも直結します。

もし今、不安や不便を感じているなら、一度しっかりと診断を受けてみてください。

“見た目”と“機能”の両方を長く守るために、過蓋咬合は早めの対応が肝心です。

矯正相談実施中スマイルアクセス矯正歯科では、来院・オンラインで矯正相談も実施中です。相談料はかかりません。

こんなこと聞いて大丈夫かな?」と思うようなことも、どうぞ気兼ねなくご相談ください。

矯正にまつわる不安や疑問には、矯正医が丁寧にお答えします。

もちろん、カウンセリングを受けたからといって、すぐに治療を始める必要はありません。
ご説明を聞いた上で、じっくりご検討いただければと思います。

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無理な勧誘一切なし

 

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