こんにちは、SMILE ACCESS矯正歯科 歯科衛生士のNです。
結婚式や就職活動など、大切な日を自信のある笑顔で迎えたいという気持ちは、誰にとっても特別なものですよね。
「歯並びは気になるけど、矯正装置をつけたまま本番を迎えるのは心配…」「イベントまでにどこまで治るんだろう?」と迷ってしまい、治療に踏み出せない方も多くいらっしゃいます。
そんな不安を解消できるよう、今回はブライダルや就活、記念日などの大事なイベントに向けて矯正治療を考えている方へ、当日までにどこまで整えられるのか、どんな治療の進め方があるのかを分かりやすくまとめました。
あなたに合う選択肢を一緒に考えるきっかけになればうれしいです。
期間とゴールのバランスを考えよう
矯正治療は、結婚式や就活、大切なイベントといった特定の日に向け「短期間でもできる」というイメージを抱く方もいるかもしれません。しかし、「期間」だけを考えて治療を進めてしまうと、無理な治療で顎関節や噛み合わせの悪化を招いてしまう可能性も。

ブライダル矯正など、大切なイベントに向けた矯正治療の目的は、「イベントまでに治療を完全に終わらせること」ではありません。いちばん大切なのは 「当日を自信のある笑顔で迎えること」 です。
そのため、治療全体の期間だけにとらわれるのではなく、大事な日をひとつの節目として考え、その日までにどのくらいの期間があり、どこまで整えられるのかを明確にすることが重要になります。
もちろん、歯並びの乱れが軽度で、短期間で治療が完了する方もいますが、根本からしっかり改善した方が良いケースも多いため、まずは精密検査を受けてご自身の診断結果をしっかり確認することが大切です。
目的別・期間別矯正治療の種類
「前歯だけ」「部分的に」治したい方:部分矯正
以前に矯正治療をしていて後戻りした場合や、前歯のみの軽いガタつきなど、特定の歯並び(主に前歯)だけを整えたい場合に選択される治療法です。
治療期間の目安:数ヶ月〜1年程度
メリット:全体矯正よりも治療期間が短く、費用も抑えられます。
デメリット:奥歯の噛み合わせは治せないため、適用症例が限られます。さらに、適用外の方が無理に部分矯正で歯を動かすと、歯並びや噛み合わせ悪化のリスクが高まります。
「全体的に」きれいにしたい方:全体矯正
奥歯の噛み合わせを含め、歯並び全体を根本から整えたい場合に適用されます。短期間での治療は難しいケースが多いものの、見た目だけでなく機能的な改善も可能であるため、診断結果によって全体矯正を推奨された場合にはこちらの治療がおすすめです。
治療期間の目安:1年〜3年程度
メリット:歯並び全体を根本からきれいにできるため、コンプレックスを解消し、より良い噛み合わせを得られます。また、治療計画によっては横顔の口元バランスを改善できることも。
デメリット:治療期間が最低でも1年程度はかかるため、目標のイベントまでに全て終わらせることは難しい可能性があります。
装置の種類
マウスピース型矯正

治療中の見た目が気になる方は、マウスピース型矯正装置がおすすめです。
透明なプラスチックのアライナー(マウスピース)を使用するため、装着中もほとんど目立ちません。人前で話す機会が多い就職活動や、結婚式の準備期間中でも安心して治療を続けられます。
また、ワイヤー矯正と比べて来院頻度が少ない点も、忙しい方にとっては大きなメリットでしょう。
ただ、装置の特性上、1日20〜22時間の装着などのルールを守る必要があるため、試食など仕事中も頻繁に飲食せざるを得ない方、自己管理がどうしても苦手な方には不向きです。
ワイヤー矯正(表側)

ワイヤー矯正は歯の動きをコントロールしやすく、軽度から重度まで幅広いケースに適用されている矯正装置です。適用範囲が広いことや、効率的に歯を動かせる点が大きなメリットですが、歯の表面に装置を装着するため目立ちやすく、約1ヶ月ごとのコンスタントな来院が必要といったデメリットがあります。
ただ、最近は透明なブラケットや白いワイヤー、裏側矯正(舌側矯正)等を用いることで、装置の目立ちやすさを軽減できるため、大人の方でもワイヤー矯正を選択する方も珍しくはありません。
期間別目安とイベント当日について

どのくらい前から始めるべき?
イベントまで1年以上ある場合
イベント当日までに治療がすべて終わらない場合でも、これ程度の準備期間があれば途中の段階でも特に前歯は整っていることも多いため、治療途中の状態でも歯並びの改善が目に見え自信を持って当日を迎えられる可能性は十分あります。
部分矯正においては1年以上あれば治療が完了している可能性が高いため、安心してイベントに臨めるでしょう。
イベントまで半年〜1年未満の場合
全体矯正では、治療を始めてから約半年ほどで前歯のガタつきが徐々に気になりにくくなっていくため、個人差はあるもののこの程度の準備期間だと、治療前よりも少し歯並びが改善された状態でイベント当日を迎えられる可能性があります。
軽度の歯列不正で部分矯正が適用された場合には、半年あれば気になる箇所はほぼ目立たなくなっていることがほとんどですので、理想に近い笑顔で当日を迎えられる可能性が高いでしょう。
イベントまで3ヶ月以内の場合
このタイミングから全体的な矯正治療を始めるのは、現実的とはいえません。治療開始直後は装置の違和感や痛み、滑舌の一時的な悪化が出やすく、見た目の変化もまだ大きくは期待できないためです。
さらに、イベント直前という大事な時期に無理に治療をスタートしてしまうと、心身ともに負担が大きくなる可能性があります。
部分矯正においてはある程度歯並びの改善は期待できるかもしれませんが、前述した理由と同様に急激な変化で不安やストレスが生じてしまう可能性も。
こういった場合は無理に矯正を始めるよりも、まずは歯のクリーニングやホワイトニングなど、短期間で効果が出やすい処置を行う方が安心です。イベントが終わってから、落ち着いて矯正治療をスタートすることをおすすめします。
イベント当日は装置を外せる?

イベント当日は、状況に応じて以下の対応が可能です。
ワイヤー矯正
イベント当日の前に、クリニックでブラケットとワイヤーを一時的に外すことが可能です。外す際は接着剤の除去もh含まれ、場合によっては処置時間を長めにとる必要がありますので、ご希望される場合は余裕を持って一時除去希望についてお伝えください。
マウスピース矯正
マウスピースはご自身で取り外しできるため、イベントの最中は取り外していただいても問題ありません。前歯のアタッチメントが気になる場合には、当日直前にアタッチメントを部分的に除去することも可能ですので、希望される場合には事前にお申し付けください。
イベントのために装置を外した後は、できるだけ早めに再装着することが非常に重要です。外したままの状態が続くと歯が動いてしまったり、アライナーが入らなくなり作り直しになったりする可能性があります。
また、装置の一時撤去→再着は別途料金が発生することもありますので、事前にクリニックへ確認しておくと安心です。
後戻りを防ぎ、治療を順調に進めるためにも、イベント後は速やかに装置を再着しましょう。
治療を検討する上でのポイント

まず、カウンセリングや精密検査の際に、「どのような歯並びになりたいか」「いつまでにどの程度の変化を望むか」を具体的に伝えましょう。ゴールを明確にし、期間とのバランスを考えることは非常に大切です。

STEP①理想のゴールを設定する
「前歯の隙間だけを治したい」「噛み合わせも治したい」など、イベント関係なく矯正治療でご自身が希望することを考え、カウンセリングなどの際に担当医へお伝えください。最終的なゴールが患者さまにとってどこなのか、それを踏まえた上で治療プランのご提案をいたします。

STEP②期間のすり合わせをする
イベントまでの期間が短いケースでは、当日までに矯正治療で気になるところをすべて解消し、完璧な仕上がりにするのは難しい場合があります。
ただし、分析や診断を通して「この期間でできること」と「難しいこと」をはっきりさせることは可能です。
可否は別として、いつまでに、どこまで整えたいのかといった具体的な希望は、事前に担当医へ伝えておきましょう。
また、治療中にどんなリスクや注意点が起こりやすいのかを事前に知っておくことも、イベント前の矯正を進めるうえで大切です。以下は、矯正治療で起こりうる代表的なリスクの一例となります。
- 痛みや違和感
- 虫歯・歯周病
- 口内炎
- 一時的な知覚過敏
- 歯根吸収
- 治療期間の前後
- 歯の神経への影響(稀)
- 歯ぐきが下がる…等
治療計画をお伝えする「診断」では、必ずこういったリスクのお伝えはいたしますが、ご自身でもしっかりと内容を把握しながら治療中は担当医の指示に従うことで、トラブルを最小限に抑えられます。
人生の節目を笑顔で迎えるために

結婚式や就職活動は大切なイベントですが、あまりに急ぎすぎて無理な治療を進めてしまうと、例え治療の完了が当日に間に合ったとしても、その後噛み合わせなどのトラブルが生じてしまうことがあります。
ブライダル矯正や、大事なイベントに向けて行う矯正治療では「完璧で理想的な仕上がり」という理想と、「イベントまでにできること」の現実を担当医とすり合わせることが重要です。
SMILEACCESSでは、患者さまの「こうなりたい」という想いを大切にし、お一人おひとりの人生に寄り添いながら、あなたに最適な治療計画を一緒に見つけていきます。
不安なこと、確認したいことがあればいつでもご相談くださいね。
※本記事は一般的な情報提供を目的としており、特定の治療内容や効果を保証するものではありません。治療効果には個人差があり、必ずしも全ての方に同じ結果が得られるわけではありません。具体的な治療に関するご相談は、必ず専門の医療機関を受診し、担当の歯科医師にご確認ください。
監修
SMILE ACCESS 矯正歯科 渋谷/吉祥寺 院長 吉住 淳先生 (日本矯正歯科学会認定医・invisalign社公式スピーカー)