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横顔美人に欠かせない3つの基準とは?Eラインだけは不十分?

こんにちは。スマイルアクセス矯正歯科の院長、吉住 淳です。

日々の診療の中で、「横顔に自信がなくて…」というご相談をいただくことが本当に増えました。

スマホで撮った写真や鏡越しの自分の横顔に違和感を覚え、
美容整形まではちょっと…でも、矯正なら何とかなるかも」と、
ご相談に来られる方も少なくありません。

横顔の違和感には多くの場合、歯並びや骨格のバランスが関係しています。

「そもそも横顔美人ってどういう状態?」
「矯正でどんな風に横顔が変わるの?」

今回はそんな疑問をお持ちの方に向けて、矯正医の視点から横顔美人の条件とその整え方をわかりやすくご紹介します。

美しい横顔を測る「3つの基準」

一見、「鼻が高い」「顎がすっきりしている」といった特徴が“横顔美人”の条件とされています。

ただ、実際の矯正治療においては、それだけでは判断しません。

私たち矯正医が横顔の印象を診る際に重視しているのが、次の3つのバランスです。

① Eライン:鼻先と顎先を結んだ線と、唇の位置関係

いわゆる「エステティックライン(Eライン)」は、横顔のバランスを診るときに私たち矯正医も使う基準のひとつです。

具体的には、鼻の先端と顎の先端を結んだラインに対して、唇がどの位置にあるかを確認します。

・上唇: Eラインより少し内側でー1〜ー2mm
下唇: Eラインと一致、もしくは+1〜2mm前方

上記が、バランスの良い理想的な位置とされています。

ただし、日本人の場合はもともとの骨格の影響で、口元がやや前に出やすい傾向があります。

そのため、「Eラインにぴったり沿わせすぎる」と、逆に唇がしぼんで老けた印象になることもあるため注意が必要です。

Eラインについてより詳しく知りたい方は「Eラインとは?理想的な横顔の基準と、矯正治療で得られる変化を矯正医が解説」の記事をご覧ください。

② ナソラビアルアングル:鼻と唇の間の角度

出典:ウィリアム・プロフィット『現代歯科矯正学 第6版』(監訳:後藤 滋巳, 清水 典佳, 槇 宏太郎, 森山 啓司, 石川 博之、クインテッセンス出版、2020年)

「ナソラビアルアングル」とは、鼻の下から上唇にかけてのカーブがつくる“角度”のことです。

横顔で見たときに、鼻の下と唇の間にどれくらいの“ゆとり”や“なだらかさ”があるかを示す指標で、横顔の印象を大きく左右します。

理想的な角度は 90〜110度ほど
この範囲なら、唇が自然に収まり、柔らかく上品な印象に見えます。

反対に、この角度が 80度以下と鋭くなると、唇が前に突き出たように見え、「口元のもたつき」が気になる印象になりやすいです。

実際の診療でも、「Eラインは整っているのに、なんだか横顔が気になる…」という方は、この角度が狭くなっているケースがよくあります。

③ 下顔面の垂直比率:バーティカルプロポーションから見る美しさ

出典:ウィリアム・プロフィット『現代歯科矯正学 第6版』(監訳:後藤 滋巳, 清水 典佳, 槇 宏太郎, 森山 啓司, 石川 博之、クインテッセンス出版、2020年)


横顔の印象を左右するのは、①のEラインや②のナソラビアルアングルだけではありません。

顔全体の「縦のバランス」=バーティカルプロポーションも、重要な評価ポイントのひとつです。

矯正診断の現場では、顔を垂直方向に3分割し、

・上顔面:額〜眉間
・中顔面:眉間〜鼻の下
・下顔面:鼻の下〜顎先


といった比率の整い具合を確認します。

その中でも特に注目されるのが「下顔面の内訳」です。

下顔面(鼻の下〜顎先)をさらに以下の2つに分けたとき、

・鼻の下〜上唇の先端(図のCの部分)
・上唇の先端〜顎の先端(図のDの部分)


「C:D」の比率が「1:2」に近いと、全体としてバランスが良く、美しく見えるとされています。

出典:ウィリアム・プロフィット『現代歯科矯正学 第6版』(監訳:後藤 滋巳, 清水 典佳, 槇 宏太郎, 森山 啓司, 石川 博之、クインテッセンス出版、2020年)

たとえば唇から顎先までの距離が短すぎると「顎が小さく、弱々しく見える」印象となります。

一方、長すぎると「間延びした印象」や「老け感」が強調されることもあります。いわゆる「しゃくれ」と呼ばれます。

出典:ウィリアム・プロフィット『現代歯科矯正学 第6版』
(監訳:後藤 滋巳, 清水 典佳, 槇 宏太郎, 森山 啓司, 石川 博之、クインテッセンス出版、2020年)

こうした垂直的なバランスの乱れも、噛み合わせや歯並びの調整によって改善できるケースが多くあります。

さて、ここまでご紹介した3つの基準を通して、「美しい横顔」とはどんな状態かがイメージできたのではないでしょうか。

以下の動画(3分20秒あたり)でも同じ内容を解説しています。動画の方が良いと言う方は参考にしてみてください。

ここから先は、実際に「自分の横顔がなんだか整っていない」と感じる場合、 どこに原因があるのか?
そこを深掘りしていきましょう。

一体なぜ?横顔のバランスが崩れて見える5つの原因と改善方法を解説

「正面からは気にならないのに、横から見ると違和感がある」

そんなお悩みの背景には、顔の骨格や歯並びのバランスが隠れていることがよくあります。

ここでは、矯正医の立場から美しい横顔の基準から外れてしまう主な原因を5つご紹介します。

① 口元の突出(いわゆる「口ゴボ」)

唇が鼻とアゴを結んだ「Eライン」より大きく前に出ている状態です。

とくに日本人に多く、正面からは気づきにくいのですが、横から見ると「口元だけが出ている」印象を受けることがあります。

原因としては、

・前歯が前方に傾いている「歯性の前突
・上顎全体が前に出ている「骨格性の前突

などが考えられます。

矯正治療では、抜歯の有無も含めて歯の位置を適切に調整することで、口元のバランスを整えることが可能です。

②受け口(下顎前突)

下アゴが上アゴより前に出ている状態です。

Eラインだけで見ると整っているように見える場合もありますが、

・「しゃくれて見える」
・「強く見られがち」
・「下顔面が長く感じる」


といった印象に繋がることがあります。

骨格性の受け口では外科矯正を検討することもありますが、歯の傾きが原因であれば、矯正治療のみで改善できるケースも少なくありません。

③ アゴの後退(いわゆる「顎なし」)

下アゴの成長が不足している、あるいは後方に位置している状態です。

この場合、Eラインの位置関係は一見問題なくても、アゴが小さいことで相対的に口元が前に出て見えてしまうことがあります。

輪郭がぼやけたり、首との境界が曖昧になることで、「幼く見える」「引き締まらない」といったお悩みに繋がるケースも多いです。

矯正治療で噛み合わせや上下の歯の位置関係を整えることで、アゴの輪郭がはっきりとし、横顔全体がシャープに見えるようになることもあります。

④ 上唇の突出・めくれ(ナソラビアルアングルの乱れ/ガミースマイル)

Eラインは整っているのに口元が突出して見える場合、その原因は先に解説したナソラビアルアングル(下)の乱れにあるかもしれません。

出典:ウィリアム・プロフィット『現代歯科矯正学 第6版』(監訳:後藤 滋巳, 清水 典佳, 槇 宏太郎, 森山 啓司, 石川 博之、クインテッセンス出版、2020年)

この角度が理想とされる90度より鋭いと、上唇がクイッと前にめくれたような印象を与え、横顔のバランスを崩してしまいます。


また、同様に上唇の位置が関係するお悩みとして「ガミースマイル」も挙げられます。

笑った時に歯ぐきが過剰に見えるこの状態も、上顎の骨格や歯の位置が影響していることが多く、横顔の審美性を左右する一因となります。

⑤ 習慣的な要因(口呼吸・舌癖・頬杖など)

「矯正で骨や歯を動かしても、生活習慣のクセが改善されなければ、また戻ってしまうことがある」
これは、矯正治療において非常によく言われることです。

たとえば、

・口呼吸
・舌が常に下に落ちている(舌低位)
・頬杖をよくつく
・うつ伏せ寝の習慣がある


といったクセは、長期的に口元の骨や筋肉のバランスを変えてしまう要因になりえます。

【実際の症例写真あり】矯正で「横顔」はどこまで変えられる?

「矯正でどこまで変えられるの?」
「手術は必要?」
こうした疑問を持っている方がとても多い実感があります。

ここでは、矯正医の視点から、矯正治療で“できること”そして“できないこと”も、整理してお伝えします。

矯正で変えられるのは「歯の位置」、それが横顔に影響する理由

矯正治療は、以下のように“歯の位置”を動かし、コントロールします。これにより口元や横顔の印象が変化します。

特に前歯を下げると

・唇のボリューム感や突出感がやわらぐ
・Eラインに近づいた横顔バランスが生まれる
・横から見た輪郭のシャープさが増す

といった効果が期待できます。

美容整形と異なり、内側から整える“自然な変化”が魅力です。

どこまで変わる?「抜歯の有無」で変わる変化量

矯正治療による横顔の改善度合いは、抜歯を伴うかどうかでも変わります。

抜歯の有無横顔の改善度合い
抜歯あり歯を後退させるスペースが確保できるため、大きな変化が可能 
抜歯なしスペースに限りがあるため、軽度の変化や歯列全体のバランス調整に向いている 

この抜歯の判断は、「口元の突出感」や「骨格とのバランス」、「患者さんの希望」を見極めたうえで慎重に行います。

たとえば、
「口ゴボが気になる」→ 抜歯で前歯を大きく後退
「軽度のガタガタ」→ 非抜歯でスペース調整 など。

【症例紹介】矯正治療で横顔はここまで変わる

20代女性|口元の突出を抜歯+ワイヤー矯正で改善(約2年3か月・880,000円)


口元の突出感と「口が閉じにくい」とのお悩みでご相談いただきました。診断の結果、上顎の前歯が前方に傾いている「歯性上顎前突」と判断。

上下左右の第一小臼歯を抜歯し、ワイヤー矯正で前歯の傾斜と位置をコントロールしました。治療により唇が自然と閉じやすくなり、Eライン上のバランスも大きく改善。

口元の厚みがすっきりと整い、横顔の印象がぐっと洗練された印象に。機能面の快適さと、自然な美しさの両立が叶った症例です。

20代女性|口ゴボ・出っ歯を抜歯+インビザライン+アンカースクリューで治療(2年3か月・880,000円)

上唇の前突感と出っ歯のお悩みでご相談いただいた患者さま。診断の結果、上顎前歯が前方に傾いている「歯性上顎前突」と判明しました。

上顎の第一小臼歯を抜歯し、マウスピース型矯正装置(インビザライン)に加えてアンカースクリューを併用。前歯を効率的に後方へコントロールすることで、Eラインに対する唇の位置が整い、口元の厚みも自然な印象に変化しました。

横顔の輪郭がすっきりとし、ナチュラルで上品な印象へ。機能性と審美性の両面でバランスの取れた仕上がりとなった症例です。

アンカースクリューとは?

歯ぐきに小さなネジ(スクリュー)を一時的に入れ、歯を動かすときの“固定源”として使う装置です。

「口ゴボを引っ込めたい」「抜歯スペースをしっかり閉じたい」など、大きな歯の移動や精密なコントロールが必要なケースで、ワイヤー矯正やマウスピース型矯正装置(インビザライン)と併用されます。

40代女性|受け口を非抜歯・ワイヤー+インビザラインで治療(2年10か月・820,800円)

「しゃくれ感を目立たなくしたい」というご相談でご来院されました。骨格性の下顎前突と診断されましたが、抜歯をせずに、ワイヤー矯正とマウスピース矯正(インビザライン)を組み合わせたコンビネーション治療を選択しました。

奥歯のポジションをワイヤーで丁寧に整えた後、前歯の微細なコントロールはマウスピースで仕上げ。段階的な調整により、下顎の突出感がやわらぎ、口元からフェイスラインにかけての印象もすっきりと上品に整いました。

外科手術に頼らず、自然でバランスのとれた横顔を目指したい方にとって、参考となる症例です。

\口元の変化を写真で見る/

矯正装置の違いで変わる“コントロール精度”

使用する装置によっても、変化の出し方は異なります。

装置特徴
ワイヤー矯正3次元的に精密な動きが得意。抜歯を伴う症例/大きな後退が必要な場合などに向いている。
マウスピース矯正(インビザラインなど)非抜歯/見た目重視/部分矯正などに向いている。

近年はマウスピース矯正でも抜歯矯正が可能になりつつありますが、大きく歯を後退させる必要がある場合はワイヤー矯正のほうが適していることもあります。

骨格のズレが大きい場合は“手術”が必要なことも

矯正だけでは難しいケースもあります。

たとえば、

・骨格性の受け口
・下顎が大きくズレている
・顔面非対称が顕著

このような場合、外科矯正(顎の手術)と矯正治療の併用が必要となることがあります。

ただし、歯の位置が原因となっている「歯性のズレ」であれば、矯正単独でも十分に改善可能なケースは多くあります。

まとめ:矯正でできること・できないこと

可能かどうか備考
唇の突出感を和らげる◯ 可能前歯の後退による改善
Eラインに近づける◯ 可能抜歯矯正で大きな後退も可能
あごの骨格の位置を変える× 不可(矯正単独では)外科矯正の検討が必要な場合あり

「矯正治療と横顔」に関するよくある質問(FAQ)

Q1. Eラインって誰でも整えられるものですか?

A. 歯並びや骨格の状態によって異なりますが、多くの方が矯正治療で改善可能です。

特に「歯の位置」が原因で口元が前に出ているケースでは、マウスピース矯正やワイヤー矯正でEラインを整えることができます。
ただし、骨格性のズレが大きい場合は、外科的な対応が必要になることもあります。

Q2. 自分が「口ゴボ」なのかどうか、どう判断すればいいですか?

A. ご自身で簡単にできる「Eラインセルフチェック」がひとつの目安になります。

【Eライン簡単セルフチェック|3ステップで確認】

  1. 鏡の前に立ち、ご自身の横顔が映るようにします。
  2. 人差し指(または定規)を、鼻の先端と顎の先端にそっと当てて、一直線を作ります。
  3. その指(定規)に、上下の唇がどのような位置にあるかを確認します。

▶ 判定の目安

バランスが良い状態:
・上唇がEライン(指)にわずかに触れるか、やや内側
・下唇がEラインにぴったり触れる

口元が出ている(口ゴボ)傾向:
・上下の唇がEラインより前にあり、指に強く当たる
・押し出しているように感じる

口元が引っ込んでいる傾向:
・唇と指の間に明らかな隙間がある場合、後退している可能性あり

このセルフチェックで「気になる」と感じた方は、ぜひ一度専門家による診断を受けてみてください。

骨格的な問題だけでなく、歯並びや噛み合わせの調整だけで改善できるケースも多くあります。

Q3. 矯正で横顔を整えるのにかかる期間はどれくらい?

A. 軽度のケースで6か月〜1年、しっかりとした改善を目指す場合は2〜3年ほどが目安です。

症例によっては、部分矯正や前歯だけの調整でも変化が見込める場合があります。

Q4. 矯正で「老け顔」になるって本当ですか?

A. 無理に歯を引っ込めすぎると、唇のボリュームが減ったり、頬がこけて見えることがあります。

当院では「美しさ」と「機能性」の両立を重視し、顔全体のバランスに合った自然な仕上がりを目指しています。

Q5. マウスピース矯正でも横顔は変えられますか?

A. はい、可能です。
特にインビザラインなどの進化したマウスピース矯正では、前歯のコントロール精度も高く、口元の突出感を改善する症例も増えています。

ただし、歯の移動量や必要な変化が大きい場合には、ワイヤー矯正が適することもあります。

おわりに|「理想の横顔」は、あなたの中にある

SNSでよく見る“理想のEライン”や“整った横顔”。
でも、それが本当にあなたに似合うとは限りません。

大切なのは、骨格や筋肉、年齢、表情のクセなどをふまえた「その人らしい横顔バランス」を見つけること。

無理に口元を引っ込めすぎると、唇がしぼんで笑顔がぎこちなくなったり、頬がこけて老けて見えることもあります。

また、唇は経年的に年を重ねるごとに薄くなっていくことも知られています。薄くなるとハリが無くなってきて、口元にシワが寄りやすくなります。

若い時に「たくさん引っ込めたい!」と思っても、年を重ねたときに後悔する、なんてことにもならないように設計する必要があります。

だからこそ、私たちは数字や基準にとらわれすぎず、「自然で、その人らしい美しさ」を大切にしています。

矯正相談実施中スマイルアクセス矯正歯科では、来院・オンラインで矯正相談も実施中です。相談料はかかりません。

こんなこと聞いて大丈夫かな?」と思うようなことも、どうぞ気兼ねなくご相談ください。

矯正にまつわる不安や疑問には、矯正医が丁寧にお答えします。

もちろん、カウンセリングを受けたからといって、すぐに治療を始める必要はありません。
ご説明を聞いた上で、じっくりご検討いただければと思います。

相談だけOK。相談料はかかりません。

 

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