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ワイヤー矯正

出っ歯治療にはワイヤー矯正が良い?矯正医が実際のところを解説

こんにちは。スマイルアクセス矯正歯科の院長、吉住 淳です。

最近、よく耳にするのが、「マウスピース矯正を始めたけれど、思ったほど口元が引っ込まなかった」というお声です。
当院のカウンセリングでも「出っ歯の場合、マウスピース矯正よりワイヤー矯正の方が効果あるんでしょうか?」そういったご相談も増えている実感があります。

結論から申し上げますと、「出っ歯(上顎前突)」の治療において、前歯を大きく後方に引っ込める必要がある場合、ワイヤー矯正の方が有利なケースは確かに存在します。

しかし、それは「マウスピースが劣っている」という意味ではありません。

大切なのは、あなたの歯並びの状態(骨格や歯の角度)に対し、最適な道具(装置)を選べているかです。

今日は実際の症例を交えながら、「出っ歯治療にワイヤー矯正が向いているケース」について、詳しくご説明していきたいと思います。

なぜワイヤー矯正が出っ歯の「大きな変化」に強いとされるのか?

ワイヤー矯正が出っ歯の治療に強いとされる理由。
それを理解するために欠かせないのが、「スペースの確保」という考え方です。

出っ歯を治す=前歯を後ろに下げること。 ですが、後ろに下がるための「スペース」がなければ、前歯は一歩も動けません。

たとえるなら満員電車で「奥に詰めてください」と言われても、ぎゅうぎゅうなので動けませんよね?

歯もこれと同じです。まずは歯を移動させる先にスペースを確保しなければ、前歯は下がらないのです。

そのため、矯正治療ではまず「スペース作り」を行います。 代表的な方法は、次の3つです。

小臼歯の抜歯
大きくスペースを確保できる方法です。重度の出っ歯や口ゴボの改善によく選ばれます。
以下の動画は、抜歯症例での歯の動きを示したものです。

30代女性|ワイヤー矯正とマウスピース型矯正装置の併用(抜歯あり)治療期間:2年7か月/費用:820,800円(税込)※自由診療(保険適用外)※リスク:歯根吸収・歯肉退縮などが生じることがあります。

ディスキング(IPR)
歯と歯の間を0.1〜0.5mm程度削る処置。

奥歯の遠心移動
矯正専用の小さなネジ(アンカースクリュー)を固定源にし、奥歯全体を後ろに下げます。
>>アンカースクリューを使った矯正治療とは?

ワイヤー矯正ならではの「歯根(根っこ)」のコントロール

スペースを確保した後は、実際に歯を移動させる工程に入ります。
この段階で、ワイヤー矯正の特性が大きく活きてきます。

① 傾けずに「平行移動」させる技術(トルクコントロール)

抜歯などで確保したスペースを使って歯を大きく動かす場合、骨の中に埋まっている「歯の根っこ(歯根)」まで適切にコントロールして動かす必要があります。

そしてワイヤー矯正とマウスピース型矯正では、この歯の動かし方が異なるのです。

やや、分かりづらいかと思いますのでイラストで解説していきます。

マウスピース矯正の傾向
構造上、歯の頭(歯冠)を押して動かす力が働きやすいです。


無理に大きく下げようとすると、根っこがその場に留まり、歯が内側に倒れすぎてしまう(傾斜移動)リスクがあります。
根っこを平行移動させる動きには高度な技術が必要です。

ワイヤー矯正の強み
歯に接着したブラケットとワイヤーの力で、歯の頭だけでなく「根っこ」の角度まで細かく調整する力がかけやすいのが特徴です。

これにより、歯を内側に倒れ込ませるのではなく、根っこごと後ろに平行移動(歯体移動)させる動きが得意とされています。

② 大きなスペースを安定して閉じる

抜歯をしてできたスペース(約7〜8mm程度)は、お口の中では非常に大きな距離です。

この距離を移動させる間、常に歯を正しい角度に維持し続ける力が、ワイヤー矯正には働き続けます。

そのため、歯が倒れ込むのを防ぎながら、大きな距離を安全に移動させることに長けています。

これが、難易度の高い出っ歯治療や、口元を大きく変化させたいケースでワイヤー矯正(またはワイヤーとマウスピースの併用)が選ばれる理由です。

マウスピース矯正(インビザライン)でも出っ歯は治せる?

マウスピース矯正(インビザライン)は、近年では技術の進化とともに対応可能な症例も大きく広がっており、軽度から中等度の出っ歯であれば、マウスピース矯正単独でも改善できるケースが少なくないです。

たとえば

・前歯が前方に傾いて突出している
・骨格のズレが少なく、「歯の位置」で改善が見込める。
・非抜歯、あるいは部分的なIPR(歯の表面をわずかに削る処置)でスペース確保が可能。

こういった場合には、マウスピース矯正で見た目・機能の両面で満足のいく仕上がりが期待できます。

あと、マウスピース矯正はアンカースクリューとの併用が可能になり、精密な治療計画の設計により、従来は難しいとされていた抜歯症例にも対応できる幅が広がっています。

ただし、骨格的なズレが大きい場合や、前歯を大きく下げたい場合は、ワイヤー矯正、あるいはワイヤーとマウスピースを併用する「コンビネーション治療」が適していることが多いです。

日本矯正歯科学会の「アライナー型矯正装置(マウスピース矯正)による治療指針」においても、骨格的な問題がある症例や歯根を大きく動かさなければいけない症例へのマウスピース矯正の適用には慎重な判断が求められる旨が示されています。

参考:日本矯正歯科学会「アライナー型矯正装置による治療指針」

出っ歯は治療法によってどう変わる?ワイヤー矯正・コンビネーション治療の症例紹介

当院では、ワイヤー矯正・マウスピース矯正のどちらにも対応しています。

最近では「コンビネーション治療」での症例も増えています。

治療の前半では、ワイヤー矯正で大きな動きを正確に行い、後半はマウスピース矯正(インビザライン)で仕上げていくスタイルです。

「出っ歯をしっかり引っ込めたいけど、見た目や生活への影響も抑えたい」そんな方におすすめです。

ここでは、実際に「ワイヤー矯正単独」や「ワイヤー+マウスピースの併用(コンビネーション治療)」で出っ歯を改善された患者さんの症例をご紹介します。

ワイヤー矯正単独の症例

20代女性|出っ歯、口元の突出感を抜歯・ワイヤー矯正で治療

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治療内容:マルチブラケット装置による全顎矯正、上下第一小臼歯抜歯
診断名:叢生を伴う歯槽性上下顎前突
費用
:総額842,400円(税込)
治療期間:2年5か月
主なリスク・副作用:疼痛、歯根吸収、歯肉退縮、後戻りの可能性
※自由診療(保険適用外)

症例詳細を見る

前歯の出っ張りと口元の突出感を気にされてご相談いただきました。前歯の前方傾斜が強く歯槽性の上下顎前突で、治療の途中で挙式もあったためブライダルに向けての治療も行いました。

抜歯でスペースを確保し、ワイヤー装置で前歯の傾きをコントロールしながら、歯列全体を整えました。

20代女性|口ゴボを抜歯+ワイヤー矯正で治療

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治療内容:マルチブラケット装置による全顎矯正、上下第一小臼歯抜歯
診断名:叢生を伴う歯性上顎前突
費用:総額825,000円(税込)
治療期間:2年5か月
主なリスク・副作用:疼痛、歯根吸収、歯肉退縮、後戻りの可能性
※自由診療(保険適用外)
症例詳細を見る

口元のふくらみを気にされてご相談いただきました。診断では、叢生を伴う歯性の上顎前突と判断。

前歯の傾斜と歯列の突出感を改善するため、抜歯を行い、ワイヤー矯正で奥歯の位置をコントロールしながら全体のバランスを整えました。

30代女性|欠損歯・叢生を伴う出っ歯を抜歯+ワイヤー矯正で治療

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治療内容:マルチブラケット装置による全顎矯正、上下第一小臼歯抜歯
診断名:欠損歯及び叢生を伴う骨格性上顎前突
費用:総額820,800円(税込)
治療期間:3年9か月
主なリスク・副作用:疼痛、歯根吸収、歯肉退縮、後戻りの可能性
※自由診療(保険適用外)
症例詳細を見る

前歯の出っ張りを気にされて来院されました。診断の結果、欠損歯と叢生を伴う骨格性の上顎前突と判明。

咬合や口元のバランスに影響を与える複合的な要因を考慮し、抜歯とワイヤー矯正による丁寧な治療を進めました。歯列が整うとともに、前歯の突出感も改善され、口元の緊張がやわらいだ印象に。

コンビネーション治療の症例

30代女性|出っ歯を抜歯・ワイヤー+インビザラインで治療

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AFTER

治療内容:マルチブラケット装置およびマウスピース型矯正装置(インビザライン)による全顎矯正、上下第一小臼歯抜歯
診断名:開咬及び叢生を伴う骨格性上顎前突
費用:総額820,800円(税込)
治療期間・回数:2年7か月・通院約26回
主なリスク・副作用:疼痛、歯根吸収、歯肉退縮、後戻りの可能性
※自由診療(保険適用外)
症例詳細を見る

前歯で噛めないことと、口元の突出感を気にされて来院されました。開咬と叢生を伴う骨格性の上顎前突で、精密なコントロールが求められる難症例でした。

抜歯でスペースを確保し、ワイヤーとマウスピースを併用しながら前歯の角度やかみ合わせを調整。2年7か月の治療で、上下の噛み合わせが整い、横顔のラインも自然な印象に。

30代男性|出っ歯、口ゴボを非抜歯・ワイヤー+インビザラインで治療

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治療内容:マルチブラケット装置およびマウスピース型矯正装置(インビザライン)による全顎矯正、非抜歯
診断名:叢生を伴う歯槽性上下顎前突
費用:総額825,000円(税込)
治療期間・回数:1年7か月・通院約16回
主なリスク・副作用:疼痛、歯根吸収、歯肉退縮、後戻りの可能性
※自由診療(保険適用外)
症例詳細を見る

口元のふくらみと前歯のガタつきを気にされて来院されました。叢生を伴う歯槽性の上下顎前突と診断し、非抜歯での改善を計画。

歯の傾きとアーチの広がりに注目し、ワイヤーとマウスピースを組み合わせて前方への突出感を丁寧にコントロールしました。

20代女性|出っ歯、口ゴボを非抜歯・ワイヤー+インビザラインで治療

BEFORE
AFTER
BEFORE
AFTER

治療内容:マルチブラケット装置およびマウスピース型矯正装置(インビザライン)による全顎矯正、非抜歯
診断名:歯性上顎前突
費用:総額820,800円(税込)
治療期間・回数:1年9か月・通院約18回
主なリスク・副作用:疼痛、歯根吸収、歯肉退縮、後戻りの可能性
※自由診療(保険適用外)
症例詳細を見る

口元のふくらみと前歯の出方を気にされてご相談いただきました。

歯性の上顎前突と診断し、骨格の影響が少ないことから非抜歯で対応可能と判断。前歯の傾斜やアーチ全体の形を細かく調整するため、ワイヤーとマウスピースを併用しました。

出っ歯をワイヤー矯正で治す場合の費用相場

ワイヤー矯正によって出っ歯を治療する場合、一般的な費用相場はおおよそ80万〜110万円(税込)程度です。

この費用には、以下のような要因が影響します:

  • 抜歯の必要性(スペース確保のために上下4本抜歯が必要なケースなど)
  • 歯並びの難易度(叢生やねじれを伴うケース、前歯の傾きが強い場合)
  • 審美性の配慮(白いブラケットや目立ちにくい装置を選ぶかどうか)
  • 治療期間(軽度であれば1年半前後、複雑な症例では2〜3年)

スマイルアクセス矯正歯科のワイヤー料金

治療法費用(税込)
部分矯正¥165,000〜495,000
全体矯正(メタルブラケット)¥880,000
全体矯正(クリアブラケット)¥935,000

スマイルアクセス矯正では、白いワイヤーや透明のブラケットなど目立ちにくい装置もご用意しています。
「目立ちにくいなら始めやすい」と、見た目を気にされていた方にも好評です。

  • 装置代、調整料、保定費用などすべて込みの「総額制」
  • 通院ごとの追加料金はありません
  • 最大120回までの分割払いにも対応

たとえば、88万円の治療であれば、月々約9,000円(年率4.9%の場合)からご利用いただけます。※審査状況により、月額は変動する場合があります。

料金の詳細は以下よりご確認ください。
▶︎ 料金ページを見る

【矯正医が回答】ワイヤー矯正による出っ歯治療でよくあるご質問(FAQ)

Q. 出っ歯は、やっぱり抜歯しないと治らないのでしょうか?

A. 「なるべく歯は抜きたくない」とおっしゃる方はとても多いですし、私ももちろん、不要な抜歯は避けたいと考えています。

ただ、前歯の傾きが大きく、歯列のスペースが足りない状態では、抜歯によって”前歯を下げるためのスペース”を確保することが、自然な口元づくりにつながるケースもあります。

当院では一人ひとりのお顔立ちや骨格に合わせて、抜歯・非抜歯それぞれのシミュレーションを見比べながら、納得できる選択を一緒に考えます。

>>抜歯矯正で歯を抜く、抜かないの判断基準とは?矯正医が解説

Q. 非抜歯で出っ歯を治すのは難しいのでしょうか?

A. 非抜歯で治療できるケースもありますが、スペースに無理がある状態で非抜歯を選んでしまうと、前歯がさらに前に出てしまい、かえって出っ歯が悪化することもあります。

とくに、前歯の傾きが強く、骨格的に後方移動が必要なケースでは、抜歯を行う判断になる可能性が高くなります。

「抜かずに並べる」だけでなく、「どう動かすとバランスが整うか」を一緒に考えていきましょう。

Q. 抜歯すると顔が老けたり、ほうれい線が深くなったりしませんか?

A. きちんとした診断のもとで必要な量だけ引くように設計すれば、老けるどころか口元がすっきりし、若々しく見えることも多いです。

実際に、「前より笑顔が自然になった」「唇が閉じやすくなった」といったお声もたくさんいただいています。

顔全体の印象を考慮しながら、前歯の位置や角度を丁寧に設計することが何より大切です。

Q. 出っ歯をワイヤーで治すと、口元はどれくらい変わるものですか?

A. ワイヤー矯正では、前歯の角度を立て直し、しっかり後方に下げていくことができます。

その結果、口元の”もっこり感”が和らぎ、Eライン(鼻先とあご先を結ぶライン)に近づいた自然な横顔になる方が多いです。

横顔だけでなく、唇が閉じやすくなる、笑ったときの印象が柔らかくなるといった変化を感じられることもあります。

ただし、口元の突出感を構成するのは、なにも歯の位置だけでないことも理解する必要があります。唇の厚みや骨格のバランスなども複合的に関係するため、しっかりとした診断が必要不可欠です。

Q. ワイヤー矯正は痛いと聞いて不安です。

A. 矯正の初期は「噛んだときの違和感」や「鈍い痛み」を感じることがあります。

ただ、最近のワイヤーは柔軟性が高く、やさしい力で歯を動かすことができるため、以前よりもかなり痛みは少なくなっています。

当院でも、歯やお身体に負担がかかりにくい調整方法を取り入れていますので、必要以上に心配されなくても大丈夫ですよ。

Q. ワイヤー矯正だと見た目が気になります。目立たない方法はありますか?

A. 「治療はしたいけれど、装置が目立つのはちょっと…」という方も多いですよね。

当院では、白や透明のブラケット・ワイヤーを使った目立ちにくい矯正もご用意しています。

実際には、「思っていたほど目立たなかった」という方も多く、周囲に気づかれずに矯正を進められたという声もよくいただきます。

まとめ|大切なのは「装置」ではなく「診断」です

「ワイヤーだから治る」「マウスピースだから治らない」と決めつけることはできません。

最も重要なのは、あなたの骨格や歯の角度を正確に分析し、無理のない治療計画を立てる「診断」です。

矯正治療は、一生に一度の投資です。 「やっぱりワイヤーにしておけばよかった」「抜歯しておけばよかった」と後悔しないためにも、まずは矯正医による精密検査を受け、ご自身の歯並びの「真の原因」を知ることから始めてみませんか?

当院では、ワイヤーもマウスピースもフラットな目線で提案できる体制を整えています。ぜひお気軽にご相談ください。

無料で矯正相談実施中スマイルアクセス矯正歯科では、来院・オンラインどちらのカウンセリングも無料でご案内しています。

こんなこと聞いて大丈夫かな?」と思うようなことも、どうぞ気兼ねなくご相談ください。

矯正にまつわる不安や疑問には、矯正医が丁寧にお答えします。

もちろん、カウンセリングを受けたからといって、すぐに治療を始める必要はありません。
ご説明を聞いた上で、じっくりご検討いただければと思います。

 

【マウスピース型矯正装置(インビザライン)について】

  1. 未承認医薬品等であることの明示: インビザラインは医薬品医療機器等法(薬機法)の承認を得ていません。
  2. 入手経路等の明示: 当院では米国アライン・テクノロジー社の製品を輸入しています。
  3. 国内の承認医薬品等の有無: 国内には承認されている同様の製品が存在しません。
  4. 諸外国における安全性等: 米国FDA(食品医薬品局)の承認を受けており、世界100ヶ国以上で使用されていますが、日本国内での安全性と有効性は薬機法で確認されていません。

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