smile access 矯正歯科|マウスピース型矯正装置(インビザライン公式スピーカーが監修)

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【矯正医が解説】マウスピース矯正とは?費用・期間・適応・ワイヤーとの違い

これはワイヤー矯正じゃないと無理だろう
──かつて私もそう判断していた症例が、今ではマウスピース矯正のみで治療できるようになってきました。

以前は“簡易的な矯正”と見なされていたマウスピース矯正ですが、今では本格的な治療法として確立しています。

とはいえ、初診カウンセリングでは今もよく、こう尋ねられます。
「本当に、私の歯並びでも治るのでしょうか?」

結論から言うと、すべての症状に適しているわけではありません。
マウスピース矯正には得意な症状と、そうではない苦手な症状があるのも事実です。

この記事では、これまで1,000を超えるマウスピース矯正の症例と向き合ってきた経験を基に、
マウスピース矯正でどこまで治せるか」を中心に、仕組み・適応症例・最新技術・費用・期間まで、わかりやすく解説します。

当院のマウスピース矯正の詳しい料金ページはこちら

マウスピース矯正とは?仕組みと特徴を解説

  1. 目立たない
    透明なポリウレタン製のマウスピースを7〜10日ごとに交換します。
  2. 外せる
    食事・歯みがき・フロスはこれまで通り。虫歯・歯周病リスクを抑えやすい
  3. 3D設計
    口腔内スキャナーと CT を駆使し、1 mm/1° 単位まで動きをシミュレーション

マウスピース矯正で歯が動く仕組みとは

マウスピース矯正は、薄くて透明なマウスピースを1〜2週間ごとに交換し、歯を少しずつ動かしていく治療法です。

1枚あたり約0.25mmずつ動かすよう設計されており、3Dスキャナー(iTeroなど)やCTで口腔内を精密に記録したデータをもとに、1mm・1°単位で歯の動きをシミュレーション。

その設計に基づいて作られたマウスピースを順に装着することで、無理なく自然に歯並びが整っていきます。

マウスピース矯正は便利だが自己管理が求められる

目立ちにくい特長から、営業職や接客業の方など、人前に立つ機会が多い方に選ばれる傾向があります。

取り外しができるため、食事や歯みがきもこれまで通りに行えます。

ただ、きちんと装着時間を守らないと歯がうまく動かず、治療が長引いたり、予定通りに進まないこともあります。1日20〜22時間の装着が必ず必要です。

つまり、マウスピース矯正がうまくいくかどうかは、患者さん自身の自己管理に大きく左右されます。
この点は、マウスピース矯正の特徴として、いつもお伝えしています。

【症例写真で解説】
マウスピース矯正が合う人・合わない人とは?

マウスピース矯正はすべての症例に適しているわけではありません。

その適応を見極めるには、「どんな歯並びまでならマウスピースで治療可能か?」を理解することが大切です。

マウスピース矯正が向いている症例とは?

マウスピース矯正が向いているのは、基本的に歯の動きが比較的少なくて済むケースや、骨格のズレが大きくないケースです。

たとえば、
・前歯がデコボコに並んでいる「叢生」
・すき間が目立つ「すきっ歯(空隙歯列)」
・過去の矯正後に歯並びが元に戻ってしまった「後戻り」
これらは、マウスピース矯正が適している典型的な例といえます。

【マウスピース単独で対応できる症例】
軽度〜中等度の叢生(八重歯含む)、すきっ歯、後戻り

ガタガタ

20歳女性/主訴:反対の噛み合わせ・歯列のガタつき
治療期間:1年4ヶ月
装置:インビザライン(マウスピース型矯正)/非抜歯
費用:¥880,000(税込)

八重歯

23歳女性/主訴:八重歯・歯列の凸凹
治療期間:2年2ヶ月
装置:インビザライン(マウスピース型矯正)/上顎両側第一小臼歯、下顎左側側切歯抜歯
費用:¥880,000(税込)

【アンカースクリュー併用で対応できる症例】
前突・口ゴボ・抜歯後の大きな歯の移動など

前突・口ゴボなどの中等度〜重度の症例でも、インビザラインと歯科矯正用アンカースクリュー(小さなネジのような器具)を併用することで、マウスピース矯正で治療できるケースがあります。

たとえば「前歯を大きく引っ込めたい」「口元の突出感をしっかり下げたい」といった場合、スクリューで固定源を補強することで、治療可能となります。

口ゴボ

18歳女性/主訴:口ゴボ・出っ歯
治療期間:2年3ヶ月/装置:インビザライン+アンカースクリュー/上顎左右第一小臼歯抜歯
費用:¥880,000(税込)

受け口

44歳女性/主訴:口元の突出感・噛み合わせ
治療期間:2年4ヶ月
装置:インビザライン+アンカースクリュー/上下左右第一小臼歯抜歯
費用:¥924,000(税込)

マウスピース矯正が難しい・向かない症例とは?

一方で、
・骨格そのものにズレがある受け口(下顎前突)
・重度の過蓋咬合(噛み合わせが深すぎる状態)
など骨格的な問題が大きい症例では、マウスピース矯正だけでの対応が難しいこともあります。

そのような場合には、ワイヤー矯正や外科的処置を組み合わせることで、より正確な治療が可能になります。

以下ではマウスピース矯正だと治療が難しいと判断し、ワイヤー矯正で治療した症例をご紹介します。

重度の受け口

28歳女性/主訴:反対の噛み合わせ・左右非対称
治療期間:3年6ヶ月
装置:マルチブラケット矯正/非抜歯
費用:¥880,000(税込)

骨格的に下顎が大きく前方かつ右側にずれており、本来は手術を伴う外科矯正が推奨されるケースです。

ただこの症例では患者さんのご希望により、手術は行わずにワイヤー矯正のみで治療しました。

このように、骨格のズレを歯の位置で補う方法は「カモフラージュ治療」と呼ばれますが、マウスピース単独での対応は難しいケースが多いです。

重度叢生

22歳女性/主訴:ガタガタ・八重歯
治療期間:2年6ヶ月
装置:マルチブラケット矯正/上顎両側第二大臼歯、上下左右第一小臼歯抜歯
費用:¥968,000(税込)

一見すると前歯のガタつきだけに見えるかもしれませんが、実は奥歯の噛み合わせにもズレがあり、口元の出っ張り(口唇の突出)も目立つ、難易度の高い症例です。

治療では、上の奥歯(第二大臼歯)を抜歯して親知らずを噛み合わせに活用し、さらに上下左右の小臼歯(4番目の歯)も抜いて歯列全体を整えました。

このように親知らずの生え方まで治療計画に含めるケースでは、マウスピース型矯正では歯の動きを精密にコントロールしづらく、対応が難しくなることがあります。

噛み合わせが深い、過蓋咬合(ディープバイト)

17歳女性/主訴:深い噛み合わせ・笑顔の改善希望
治療期間:2年2ヶ月
装置:マルチブラケット矯正/上顎左右第一小臼歯抜歯
費用:¥880,000(税込)

上の前歯が内側に倒れ、かみ合わせが深く、さらに出っ歯の傾向が強い状態──このような歯並びは、専門的に「Angle2級2類」と呼ばれます。

このタイプの噛み合わせは、見た目以上に複雑で、歯の根の向きや角度の調整が必要です。

しかし、マウスピース矯正は、歯の根の向きをコントロールするのが難しく、苦手とする症例のひとつです。

もちろん、治療法を工夫すればマウスピースでも対応できる場合はありますが、治療期間が長くなったり、期待した結果が得られにくくなるリスクが高くなってしまいます。

そのため今回は、治療の確実性を優先し、ワイヤー矯正(マルチブラケット装置)を選択しました。

ここ数年の技術進歩により、マウスピース矯正が対応できる症例は大きく広がってきました。
とはいえ、「どんな歯並びでもマウスピースで治せる」わけではありません。

だからこそ大切なのは、
「マウスピースでどこまで治せるか」を見極める矯正医による「診断」です。

それが、マウスピース矯正を“うまくいく治療”にするための、もっとも重要な第一歩だと私たちは考えています。

マウスピース矯正の進化
対応可能な症例のひろがり

マウスピース矯正にはいくつかのブランドがありますが、実際の臨床現場で多く使われているのが、アライン・テクノロジー社の「インビザライン」です。

特定のメーカーを推す意図はありませんが、症例数の多さや技術の進化という点では、マウスピース矯正の現在地を語るうえで外せない存在です。

インビザラインの進化が“できる症例”を変えた

現在インビザラインは世界100カ国以上で提供され、累計2,000万件を超える症例が蓄積されています。

この膨大なデータと技術の進化が、マウスピース矯正の“できること”を大きく押し広げてきた背景があります。

以前はワイヤー矯正が必要と感じていた症例でも、いまではインビザラインだけで対応できるケースが増えています。

インビザラインで治せる症例が増えてきた理由

最新のインビザライン(G8)では、
「押す」「引く」「回す」といった歯の動きを高精度に制御できるようになり、従来はワイヤー矯正でしか対応できなかったような症例にも対応可能となってきています。

この“思い通りに歯を動かす力”をどう設計するか──その鍵となるのが、インビザライン独自の『スマートフォース技術』です。

インビザラインで歯を動かす仕組み

「押す・引く・回す」などの動きを高精度に制御するスマートフォース技術により、
インビザラインは従来ワイヤーでなければ難しかった症例にも対応できるようになっています。

その鍵となるのが、「アタッチメント」と呼ばれる小さな樹脂製の突起です。

歯の表面に一時的に装着され、マウスピースと密着することで、設計通りの力を正確に伝えられます。

※アタッチメントは治療後には取り外します。

アタッチメントがマウスピースとピタッとかみ合うことで、スマートフォース技術によって設計された力を、必要な歯に、必要な方向で、正確に届けることができるのです。

たとえば、歯を引っぱる・押す・傾ける・回す…
こうした細かな動きも、アタッチメントが“取っかかり”になることで、はじめてコントロールできるわけです。

こうした技術が進化したことで、
これまでマウスピース矯正では難しいとされてきた症例──
たとえば過蓋咬合(噛み合わせが深い症例)や奥歯を横に広げる歯列拡大など──にも対応できるようになってきました。

マウスピース矯正には“特性の理解”が欠かせない

ただし、マウスピース矯正にはワイヤーとは異なる特性があり、それを理解した上で治療設計を行うことが何より重要です。

とくに、歯の根の動きや複雑な回転といった精密な制御には時間がかかる場合もあり、こうした挙動を見越した治療計画と、きめ細やかなフォローが欠かせません。

そのため、マウスピース矯正の成功には、「その特性を正しく把握し、使いこなす診断力」が必要になります。

インビザラインと格安マウスピース矯正との違い

最近では、「低価格」「通院不要」といった打ち出し方で展開されるマウスピース矯正サービスが広がりを見せています。

中でも、
・D2C型(Direct to Consumer)矯正
・LCM型(Low Cost Mouthpiece)矯正
そう呼ばれるタイプのものは、スマートフォンや郵送で完結する手軽さと、比較的リーズナブルな価格帯を強みに、多くの人の目に留まるようになっています。

ただその一方で、診断の正確さや歯科医師の直接関与、そして治療全体の安全性に不安が残るケースも見受けられます。

以下でインビザラインと格安マウスピース矯正との治療体制を比較してみます。

インビザラインと格安マウスピース矯正の違い(比較表)

比較項目インビザラインD2C型・格安マウスピース矯正
診断の精度矯正医による精密診断(CT・口腔内写真)+3D設計簡易スキャン+テンプレ設計が主流
技術・性能G8・スマートフォース・歯根の動きまで制御可能歯の表面的(歯冠)な動きが中心、歯根制御は限定的か不可
対応できる症例抜歯を伴う矯正、開咬、非対称、口ゴボなどにも対応軽度のすきっ歯・叢生が中心
担当者インビザライン社の認定を受けた矯正医(矯正治療専門の歯科医師)または歯科医師担当医が不明瞭、歯科医師が関与しないケースも
治療の見守り通院+遠隔モニタリングの両方が可能原則は自己管理、サポートも最小限

当院には、D2C型や格安マウスピース矯正を経験された方から、
「見た目は整ったのに噛みにくくなった」
「治療後、口元のバランスに違和感が残った」
といったご相談が寄せられています。

診断時に噛み合わせや顔全体の調和が考慮されていなかったり、
治療中のサポートがほとんどなかったことが原因となるケースも少なくありません。

こうした場合、後から治療をやり直すには時間や費用がかかるだけでなく、精神的な負担も大きくなるのが実情です。

もちろんすべての格安マウスピース矯正に問題があるわけではありませんが、
誰が診断し、誰が最後まで責任を持つのか」が不明確な治療は、医療として大きなリスクを伴うと私たちは考えています。

マウスピース矯正 vs. ワイヤー矯正

患者様から一番多いのが、

「結局、マウスピースとワイヤーはどちらがいいんですか?」

という質問です。
私の結論はシンプルで、優劣ではなく適材適所
症状やライフスタイルによってベストな手法は変わります。

マウスピース矯正とワイヤー矯正の違いを一覧で比較

比較項目マウスピース矯正ワイヤー矯正
見た目透明で気づかれにくい金属ブラケットが見える
取り外し可能(20〜22h 装着必須)不可(固定式)
通院頻度6〜8 週ごと4 週ごと
対応範囲軽〜中等度が得意重度・外科併用も可
痛み比較的マイルド初期の痛みが強い傾向
費用やや高め抑えめ〜平均的

>>ワイヤー矯正の費用・期間は?適応症例やマウスピース矯正との違いまで矯正医が徹底解説

費用・期間・よくある質問

スマイルアクセス矯正歯科 マウスピース矯正料金

区分総額(税込)
部分矯正(気になる前歯だけ)385,000円〜
軽度〜中等度(全体を整えるが動きは少なめ)550,000円〜
中等度〜重度(大きな動きが必要な症例)935,000 円〜

よくある質問

Q
治療期間は?
A

部分矯正約6ヶ月/軽度〜中等度約6ヶ月〜1年ほど/重度約1年〜2年以上

Q
痛みは?
A

交換初日に圧痛を感じる程度。多くの場合、ワイヤーより痛みは少なめ。

Q
通院はどのくらい?
A

一般的には1ヶ月ごとに1度です。当院の場合はオンライン診療を併用することで3〜6か月に1回の通院で済みます。

まとめ|あなたに合った矯正を見つけるために

マウスピース矯正は、目立ちにくく、痛みが少なく、通院も少なめ。

そうした“始めやすさ”が、多くの方に選ばれている理由です。

ただし、どんな症例にも適しているわけではないです。

本当に大切なのは、「その方にとって無理なく、きちんと結果が出せる方法かどうか」

当院では、骨格やかみ合わせまで丁寧に診断し、「この方に本当に合った矯正方法は何か?」をしっかりと考え、ご提案いたします。

「自分の歯並び、マウスピース矯正で治るのかな?」
そんな疑問も含めて、まずはどうぞお気軽にご相談ください。

無料で矯正相談実施中スマイルアクセス矯正歯科では、来院・オンラインどちらのカウンセリングも無料でご案内しています。

こんなこと聞いて大丈夫かな?」と思うようなことも、どうぞ気兼ねなくご相談ください。

矯正にまつわる不安や疑問には、矯正医が丁寧にお答えします。

もちろん、カウンセリングを受けたからといって、すぐに治療を始める必要はありません。
ご説明を聞いた上で、じっくりご検討いただければと思います。

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>>【矯正医が解説】インビザラインとは?費用・期間・他のマウスピース矯正との違いまで徹底ガイド
>>【保存版】歯列矯正の選び方|治療法・費用・抜歯・親知らずまで矯正医が解説
>>ワイヤー矯正の費用・期間は?適応症例やマウスピース矯正との違いまで矯正医が徹底解説

動画でもマウスピース矯正について詳しく解説しています。どうぞご覧ください。

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